男性用トイレ、小便器は必要なのか（1/2 ページ）

[Business Media 誠]

　家庭用のトイレでは、“汚さないよう”に座って小用を足すという男性もいるというが、実態はどうなっているのだろうか。20〜40代の男性に聞いたところ、洋式便器（個室）で小用を「座ってする」とした人は36.3％であることが、アイシェアの調査で分かった。洋式便器では全体の63.7％が「立ってする」と答えたが、和式便器（個室）で小用を「かがんでする」人は19.5％と、洋式便器よりも少なかった。

　公共の男性用トイレの小便器は個室に設置されていないことが多いが、すべての便器を個室に設置してほしいかと聞いたところ、88.7％が「小便器は個室じゃなくてもいい」と回答。「すべて個室がいい」と答えた人は11.3％だったが、個室の洋式便器で小用を「座ってする」人では「すべて個室がいい」との回答が16.7％。また和式便器で「かがんでする」人では18.4％と、「普段から個室で立って小用をしない人に小便器個室希望者が多く見られた」（アイシェア）

　「すべて個室がいい」と答えた人に、その理由を聞いたところ「落ち着いて用が足せる」「恥ずかしいから」「他人と隣り合わせは気まずいため」「荷物を持っていると大変なので」といった声が多かった。一方「小便器は個室じゃなくてもいい」という人からは、「気にならないから」「小便器は省スペースで回転が早いから、待ち時間が減る」「個室だと女性用みたいに混雑するから」「個室だと便器の設置数が少なくなるから」などの意見が目立った。