当然ながら、上場企業は東京だけではなく日本全国にあります。株主総会召集通知が届いても、開催場所の遠さゆえに、涙をのんで参加をあきらめることもしばしば。涙のしょっぱさを味わいながら、行けなかった「約束の場所」をいくつも心に刻み付けていくことになります。
まあ、ゴールデンウイークに株主総会が開催されることはあまりないので、そんな時に行っても仕方ないのですが、本社ビルを見上げながら「これが私の会社……(株主は会社のオーナーなので)」なんてつぶやいてみる体験も、ほんのり憧れなのです。
社屋のきれいさや会社に出入りする人々の顔色などで、現在の経営状態を判断する、なんてことができたらかっこいいのですが、それはシロウト投資家にはちょっと無理です(笑)。
新社屋を作るほど余裕がある時はえてして業績のピークなので、「新社屋の建設を発表したら、その会社の株を売れ」という格言もあるとか。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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