自分が株を持っている企業の製品を街中で見かけると、なんとなくうれしくなるのが株主のサガだと思うのですが、その逆パターンもあるということで……。
金融危機以前の好景気時代に、どこかの株主総会で株主から配当金を増額しない理由を問われた社長が「安定した配当を続けるために」と答えていました。ですが、その後の金融危機で、そのどこかの企業の配当金もやっぱり下がりました。株主が腑(ふ)に落ちない気持ちでいっぱいになったとしても、誰がそれを責められるでしょうか。こんなにその企業の製品をよく見かけるのだから、業績はいいんじゃないのかなあ? 次は配当金上げてくれるかなあ……。いえ、別にどこの企業とは言いませんが。
もはや、彼女の目に付かないよう、海外展開した方がいいかもしれません。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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