財務大臣に誰を推薦しますか?

» 2009年10月01日 15時36分 公開
[Business Media 誠]

 個人投資家は国家戦略局にどのくらい期待しているのだろうか。e-株主リサーチの調査によると、「期待している(ある程度+大いに)」という人は68%であることが分かった。年代別に見てみると、50代以下では期待している割合が6割強であるのに対し、60代以上では8割が期待と、高齢者ほど国家戦略局への期待が高いようだ。

 国家戦略局に「期待する」という人に、その理由を聞いたところ「実行はいろいろと障害があるだろうが、政治主導の方向に持っていってほしいから」(男性40代)、「官僚の主導から国民主権への期待」(男性50代)など、脱官僚・政治主導への動きに期待する声が目立った。

 財務大臣に誰を推薦するかと聞いたところ、現職の「藤井裕久」(100票)がトップ。次いで「思い当たらない」(30票)、「岡田克也」(26票)、「竹中平蔵」(14票)、「菅直人」(12票)という結果に。また期待する景気対策については「雇用対策の実施」(60%)が最も多く、以下「少子化対策」(49%)、「中小企業向け資金繰り対策」(29%)と続いた。

推薦する財務大臣(出典:e-株主リサーチ)

 個人投資家は企業価値を判断する場合、どの指標を重視しているのだろうか。最も多かったのは「株主優待」と「財務内容、業績」(いずれも61%)、以下「実績」(47%)、「技術力、生産体制」(37%)だった。e-株主リサーチが前月に実施した調査によると「株主優待」が単独トップだったが、今月は「財務内容、業績」も多く挙げられた。

企業価値を見る上で重視する点(出典:e-株主リサーチ)

 インターネットによる調査で、個人投資家344人が回答した。調査期間は9月17日から9月23日まで。

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