東久留米駅周辺の風景が多く使われたのは、『めぞん一刻』連載当時、作者の高橋留美子さんが東久留米で仕事をしていたから。しかし、1987年に連載が終了してから20年以上経っていることもあり、(「東久留米北口駅舎さよならイベント」実行委員会の推測による)ゆかりの場所を訪ねてもなかなか名残は残っていなかった。冊子で示された9つのチェックポイントを、第2チェックポイントから順に写真で紹介していこう(第1チェックポイントは東久留米駅)。
当日はスタンプラリーの後に夏祭りがあったため、地元の人も多く参加(そもそも夏祭りがあったために、スタンプラリーをこの日に設定したらしい)。チェックポイントを求めて走り回る子どもたちを見ていて、きっと原作は読んでないんだろうなとは思ったが、よくよく考えると筆者も当時を知らないという点では彼らと変わりはなかった。
新作が発表されたり、作者が登場したりするわけでもないのに、1000人近くがスタンプラリーに参加。「優れたコンテンツの力は数十年経っても続くものなんだなあ」と思い知ったイベントだった。
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