3分で分かる、自分に合ったスーツの選び方

» 2009年06月10日 14時15分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたはスーツをうまく着こなしていますか? このような質問をされて、自信をもって「はい」と答えられるビジネスパーソンは少ないのでは。「生地がヨレヨレになったら買う」「袖や裾が傷んできたら買う」といったことでは、良い仕事はできないかもしれない。そこで、まずは自分に合ったスーツを選んでみてはいかがだろうか?

 スーツのスタイルは、大きく分けて3つある。「ブリティッシュ」「イタリアン」「アメリカン」だ。ブリティッシュはオーダースーツの原点とも言われ、スーツの基本といえるベーシックスタイル。肩幅がタイトでウエストの絞りが強く、比較的細身の作りが特徴だ。また胸の厚みを強調してくれるため、力強さを表現してくれる。

 イタリアンはブリティッシュに機能性をプラスしているのが特徴だ。肩幅が少しゆったりめで、ウエストラインは適度な絞りがあり、着丈はやや長め。しなやかな素材でヒップラインが出るのもイタリアンらしさと言えるだろう。

 アメリカンはブリティッシュやイタリアンと違って、気取らないリラックス感を漂わせているのが特徴。肩幅は普通でウエストの絞りはあまりなく、全体的にゆったりと作られている。

自分の骨格に合ったタイプを選ぶことが大切

 スーツには3つのスタイルが分かれているが、自分に合ったスタイルをどのようにして選べばいいのだろうか? 「イメージコンサルティングサロン ユミ」の福島由美さんはこのようにアドバイスしてくれた。

 「『どのスタイルが好印象か!?』と考えるのではなく、ご自身の骨格タイプに合ったスタイルを選ぶことが大切。簡単に分類すると、ラグビー、アメリカンフットボールなどを経験していた人、大胸筋などが発達している体型の人にはアメリカンまたはイタリアンがオススメ」という。

 一方で、ボクサーやマラソン選手のような体型の人。身体の厚みが薄く、肩甲骨が出ているようなタイプであれば、ブリティッシュかイタリアンがオススメだそうだ。

 ただし注意も必要。「イタリアンは男性のセクシーさを強調するので、営業など対外的な仕事をしている人にとってはイタリアンよりも、骨格タイプに合わせ、ブリティッシュかアメリカンスタイルの方が良いでしょう」とも。

 とりあえずスーツを着て、ネクタイを締めておけばOK! と考えていた人は、自分の体型を確認してみよう。もしガッチリした体型なのにブリティッシュタイプを着ていれば、自分に合ったスーツではないかもしれない。

福島由美さんのプロフィール

1976年東京都世田谷区生まれ。青山学院大学経営学部経営学科卒業、1998年株式会社リクルートに入社。

マーケティング局販売促進部、リクルートスタッフィング(出向)を経て、「ケイコとマナブ」など広告企画営業を務める。2006年、株式会社リクルートエージェントに入社。キャリアアドバイザーとして幹部層の転職支援を行う。

現在はイメージコンサルティングサロン ユミの主宰。イメージコンサルタントとして、パーソナルカラー診断、骨格タイプ別ファッションコーディネートなどを行う。ブログ:http://ameblo.jp/fukushimayumi/


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.