ヤフーバリューインサイトの調査によると、首都圏(1都3県)の20〜39歳男性で「身だしなみ・おしゃれ」に気を遣っている比率は51%と5割を超えている。その中には服装や髪型に気を遣うだけでなく、ヒゲや肌の手入れを行っている人もいるだろう。
これまで美容家電といえばほとんどが女性向けで、男性向けは電気シェイバーくらいしかなかった。しかし最近では男性向けの美容家電も多く発売されているが、人気があるのはどんな商品なのだろうか。多くのビジネスパーソンが訪れるビックカメラ有楽町店本館で、地下1階家電コーナーを担当する中村広輔主任に売れ筋を聞いた。
シアトルマリナーズのイチロー選手のようにヒゲが特徴的なスポーツマンや芸能人は多いが、ビジネスシーンでもおしゃれとしてヒゲを生やしている人が増えている。おしゃれでヒゲを手入れする人にとって必須なのがヒゲトリマーだが、中でも一番売れているのがパナソニックの「ヒゲトリマー ER2405P」だ。
長さを調整するためにアタッチメントを付け替えなければならない機種が多いが、ER2405Pではアタッチメントが伸縮するようになっており、3・6・9・12・15ミリの5段階で変化させることができる。ヒゲトリマーは多くの種類が発売されているが、ER2405Pはコンパクトさと値段の手頃さから「入門用として理想的な機種になっている」(中村氏)という。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は5980円。
トイレの鏡などで自分の顔を確認した時に、鼻毛が出ていて驚いたことがある人もいるだろう。そんなムダ毛を一括処理、鼻毛カッターや耳毛カッター、マユ毛カッターの機能を兼ねそろえているのがPhilipsの「ノーズ&イヤー トリマー NT9110」だ。
従来の鼻毛カッターは先端部のカッターが回転するという方式だったが、NT9110は特許技術の「チューブ・トリマー」方式を採用(下写真参照)。中村さんも「従来製品では切りにくかった長い毛や奥の方に生えている毛をNT9110を使えば切れるようになった。私も個人的に使っています」と自信をのぞかせる。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は2980円。
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