人気ナンバーワンのチームはどこ? プロ野球とJリーグ

» 2008年10月16日 14時33分 公開
[Business Media 誠]

 「好きな選手が大リーグに流出した」「試合のテンポが遅い」などの理由で、プロ野球人気が低迷しているが、ファン人口はどの程度いるのだろうか。応援しているプロ野球チームがある人は50.1%で、昨年と比べ3.3ポイント増加していることが、三菱UFJリサーチ&コンサルティングとC-NEWSの調査で分かった。

 ファン人口を推計すると約4491万人。チーム別では阪神タイガースファンが1108万人で4年連続トップ、2位は読売ジャイアンツの968万人、3位は中日ドラゴンズの475万人だった。

応援しているプロ野球チーム(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

 応援しているJリーグチームがあるという人は18.6%で約1677万人。チーム別で見ると、浦和レッズファンが270万人で1位(2年連続)、次いでガンバ大阪が182万人、名古屋グランパスエイトが145万人だった。

応援しているJリーグチーム(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

 「最も好きなスポーツ」「よく観るスポーツ」を聞いたところ、ともに5年連続で「野球」と「サッカー」が1位と2位。ただサッカーと答えた人は3年連続で減少しており、2005年には13.8%だったが、今回の調査では9.6%と4ポイント以上の減少となっている。一方、ゴルフは3年連続の増加で、2005年の3.3%から5.2%と増加。石川遼選手や上田桃子選手らの活躍が、ゴルフ人気に影響しているのかもしれない。

 インターネットによる調査で、15〜69歳の男女2000人(男女1000人ずつ)が回答した。調査期間は9月5日から9月7日まで。

スポーツ参加市場規模は4兆1198億円

 スポーツ用品の購入やスタジアムの観戦など、過去1年間のスポーツ活動への参加にかかる市場規模は4兆1198億円(スタジアム観戦7051億円、用品購入1兆3626億円、施設利用・会費2兆521億円)。スタジアム観戦費は2007年と比べ9.2%減少したものの、用品購入費で8.6%、施設利用費で13.5%増えており、スポーツ市場の平均支出額は増加傾向にある。

 好きなスポーツ選手を聞いたところ、5年連続でイチロー選手が1位。北京オリンピックで活躍した北島康介選手(3位)や福原愛選手(5位)が上位にランクインしたほか、2007年に引き続き名前の挙がった浅田真央選手、松井秀喜選手はそれぞれ2位、4位だった。

スポーツ選手の好感度(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

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