パンツにこだわる男はロマンチスト?――最新パンツ事情

» 2008年09月03日 16時52分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 女性に比べ、ファッションには無頓着な傾向がある男性。さらに、パンツという見えないところに対し、おしゃれをしている人はどの程度いるのだろうか。

 普段着用するパンツのタイプを複数回答で尋ねると、トランクスが75.2%でトップ、ボクサータイプが48.7%、ブリーフが26.0%であることが、ワコールホールディングスの調べで分かった。特にブリーフは年代による着用率の差が大きく、50代(41.7%)や60代(51.5%)では高いものの、20代(9.7%)や30代(17.0%)では低い。ブリーフの着用をやめた人に理由を聞くと、31.9%が「自分で恥ずかしく思ったから」と回答した。

 これまで男性のパンツといえば、トランクス派とブリーフ派に分かれていた。しかしそれには“決着”が付き、新たにトランクス派とボクサータイプ派との対立が始まっているようだ。

タイプ別着用率(出典:ワコールホールディングス)

 気に入っているパンツのイメージを聞いたところ、「清潔な」が43.4%で1位。以下、「シンプル」(39.7%)、「風通しのいい」(37.0%)が続いた。「派手な」(5.7%)、「セクシーな」(5.1%)、「目立つ」(4.4%)といったイメージは下位で、ワコールホールディングスでは「下着そのものを見せて誇示することよりも、自分自身の生き方への姿勢やプライドが、下着へのこだわりを引き出しているようだ」と分析している。

気に入っているパンツのイメージ(出典:ワコールホールディングス)

パンツにこだわる男はモテ思考でロマンチスト?

 女性には「ここぞという場面」に着用する“勝負パンツ”があるというが、男性にもそうしたパンツはあるのだろうか。「特に気に入っているパンツとそれ以外とを使い分けているか」と質問すると、33.2%が「はい」と答えた。

 ワコールホールディングスではパンツを使い分ける人を“こだわり派”と定義。「どんな場面で特に気に入ったパンツを着用するか」とこだわり派に尋ねたところ、「恋人や妻とデートするとき」(56.4%)、「恋人や妻と旅行に行くとき」(47.4%)など、下着が他人の目に触れる可能性のある場面が上位に挙がった。

特に気に入ったパンツを着用しようと思う場面(出典:ワコールホールディングス)

 また、こだわり派と非こだわり派を比べると、女性に対する考え方や行動に違いがあるようだ。こだわり派は「心がときめくような女性と出会いたい」人が76.9%(非こだわり派は59.2%)、「女性の憧れの存在でいたい」人が64.9%(非こだわり派は38.8%)。この結果について、「こだわり派の方がモテ志向でロマンチストの傾向が強く出ている」(ワコールホールディングス)という。

 インターネットによる調査で、対象は15歳から64歳の首都圏に住む男性1030人。調査時期は7月2日から3日。

女性に対する考え方や行動について(出典:ワコールホールディングス)

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