コンビニおにぎりの3つの思い出誠 Weekly Access Top10(2008年7月19日〜7月25日)

» 2008年07月30日 15時00分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 先週もっとも読まれた記事は、「世界最良の旅行者は日本人、では最悪の旅行者は……?」。6月に掲載されたちょっと古い記事だが、Yahoo! トップに掲載されていた、2位の「“モンスター○○”に遭遇したことある?」の関連記事だった影響で1位になったようだ。

コンビニのおにぎりを初めて食べたときのことを覚えてる?

 ランキングとはまったく関係ないが、先日編集部内でちょっと盛り上がった記事が「好きなおにぎりの具&おにぎりがおいしいと思うコンビニ」。どの具が好きか、ということではなく、「コンビニのおにぎりを初めて食べたときのことを覚えてる?」という話に花が咲いたのだ。

 「初めて食べたとき私は小学生だった」「僕は中学生の頃だったかな?」と話している中で、「コンビニのおにぎりを食べるようになったのは大学以降ですねえ」と言うのは、記者H。編集部でもっとも若手のはずなのに、なぜコンビニおにぎりデビューがもっとも遅いのか、その理由は不明だ(昼食代をゲームセンターにつぎ込んでいたから、だそうだが)。ほかにも「それまではおにぎりって買うものじゃなかったと思う」と、若さに似合わぬコメントを連発していた。

 「ツナマヨおにぎりは衝撃でした」と話すのは記者Dだ。これには筆者も同意。今となってはおにぎりの具の定番といえる「ツナマヨ」だが、初めて食べたときには確かに驚いた。ツナをおにぎりに入れるというのも新しかったが、マヨネーズ+ごはんという組み合わせにビックリして、「気持ち悪くない?」とおそるおそる食べてみたのを覚えている。

 筆者が当時ちょっと感動したのは、「食べる直前にノリを巻く」という仕組みだった。母や祖母が作ってくれるおにぎりは、にぎってすぐにノリを巻くので食べる頃にはしっとりしていた。“おにぎりのノリというのはしっとりしているものだ”と思っていた子どもにとって、「食べる直前にノリを巻くとパリパリ」というのは大発見だったのだ。その後しばらく、お弁当を作ってもらうときには「ノリをラップで包んで、おにぎりと別にして〜?」と親に頼んでいた記憶がある。

 みんな大好き、すっかり日本人の間に定着したコンビニおにぎりだが、それでも家で作るおにぎりにはかなわない、と思う。お弁当を開けておにぎりだとうれしかったし、甘いモノが食べられない子どもだったので、小さい頃はおやつによく塩むすびを作ってもらったのを思い出す。

 それにしても不思議なのは、食欲がなくてごはんが食べたくないときでも、おにぎりになっているとそれだけでおいしく食べられること。シャケや梅やおかかがなくても、具なしの“塩むすび”で充分おいしい。それって、私だけじゃないですよね?

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