イトーヨーカドーのnanaco導入、もっと便利になるためには?誠 Weekly Access Top10(2008年4月5日〜4月11日)

» 2008年04月17日 18時11分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は、「利用者の中心は30代――日本でも広がるカーシェアリング」。2位には「トラムが走る街とトラムが創る街」が入り、交通に関する記事が人気の週となった。

 ちなみに9位、10位はいずれもトイレの話題。編集部のトイレ記事担当(?)D記者は、来週のTop10記事用にまたもやトイレネタを仕込み中とのことなので、次回ランキングにもご期待いただきたい。

ドレッシング1本に15分以上も待つ

 ちょっと前の話になるが、イトーヨーカドーの食品売り場で、3月25日からnanacoが使えるようになった(参照記事)。セブン-イレブン用として始まったnanacoは、セブン&アイグループの独自電子マネーだ。グループ傘下のイトーヨーカドーやデニーズでも使える(参照記事)のはある意味当然の展開といえる。

 記者も先日、イトーヨーカドーに行ってnanacoで買い物をしてきた。nanacoはおサイフケータイにセットしてあるし、便利になった……といいたいのだが、実はそうでもない。

 1人が買う点数が比較的少ないコンビニと違い、スーパーの客が買う商品の点数はバラバラだ。カゴも持たずに2、3点の商品を手に持って列に並んでいる人もいれば、カートにカゴを2つ載せて、両方山盛りにしている人もいる。

 たまに行くイトーヨーカドーの食品売り場には、10台くらいレジが並んでおり、すべてのレジでnanacoが使える。このとき、どこで並ぶかが運命の分かれ道。前に並んでいる人がカゴを山盛りにしていないことを確認して並ぶのだが、レジの人のスキル(あるいはお客の“もたもた”加減)はさまざまで、ウンの悪い記者は往々にして「あ〜、隣の列のほうが断然進みが速い。並ぶ列間違えた……」とガッカリすることになる。支払うときにnanacoだと釣り銭のやりとりが不要だとはいっても、列の進みが悪くて長々と待たされるのでは、現金やカードで払うのと大差ない。そのとき記者はドレッシング1本を買いたかっただけなのに、結局15分以上列に並ぶ羽目になったのだった。

 そこで思ったのが、せっかくnanacoを導入したのだから、ついでに「スピードレジ」も導入してほしい、ということ。スピードレジとは、買う点数が少ない人(3点以下、5点以下など)だけが並べるレジのことだ。初めて見たのは海外のスーパーだったが、最近は日本でも導入が進んでいるらしい。

 特に夜のスーパーを見ていると、弁当と飲み物だけを買うなど、コンビニ的な利用をするお客が多いことに気付く。スピードレジでは特にnanacoの利用をオススメすることによって、イトーヨーカドーでもnanacoの利用率が高くなると思うのだけれど、いかがでしょう。

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