ファッションは似合う色で! 男を上げる、誰にでもできる方法

» 2008年03月28日 10時45分 公開
[伊藤緑,Business Media 誠]

 春が近づき、女性はお洒落が楽しくなる季節。今年の春はビタミンカラーが流行るとか。とはいえ、流行っているというだけの理由で、自分に似合わない色を着るのはマイナス。“好きな色”と“似合う色”は違うからだ。

 それは、もちろん男性でも同じ。無難だからと選んでいる色が、実は自分に似合っていないなんてことがあるかもしれない。コートを脱ぎ、シャツやネクタイの色が目に入りやすい季節。クローゼットの中をチェックして自分に似合う色の服が揃っているか、チェックしてみてはいかがだろうか?

 『男の外見(ヴィジュアル)コーチング』の著者で、レアリゼ代表の三好凛佳氏によると、自分に似合う色を身に付けることで、「外見面では、相手に対して自分の印象を良くすることができます。また、色には心理的な影響があると言われているので、自分の肌に似合う色を身に付けると精神的にもプラスの効果が期待でます」とのこと。

 外見面でも精神面でも良い効果がある色、自分に似合う色を是非、見つけてみたい。そこで、三好氏に簡単にできる似合う色の見つけ方を教えてもらった。

似合う色の見つけ方

 「自然光で鏡に映した顔の下に、チェックしたい色のアイテムを持ってきます。顔が血色よく見え、ぱっと明るい感じになるものが似合う色。黄ばんだ感じや、くすんで顔色が悪い感じに見えるものが似合わない色です」と三好氏は指摘する。

似合う色/似合わない色 見つけ方
似合う色 顔の輪郭がすっきりする。
目の印象が強くなり瞳が輝く感じになる。
似合わない色 鼻の脇やあごの側に影ができたり、目のくまが目立つ。
目の力が弱く、表情がイキイキとしない。

 似合う色の探し方は、抽象的に感じるが、筆者も以前、似合う色を探していろんな色を顔の下にあててみたことがある。その時、感じたのは、色によって、自分の顔色がこんなにも変わるのかということ。日頃の生活の中でも、洋服を試着したときに「なんかしっくりこない」ということがあると思うが、まさにそんな感覚だ。

 似合う色というのは、人それぞれ違うので、一概に「何色が良い」とは言えない。鏡の前で、手元にある服を実際に当ててみるとか、色のついた紙や小物をかざしてみるとかなら、今すぐ手軽に試すことができる。

似合う色の使い方

 似合う色が分かったら、その色を肌が出ている顔周りに持ってくるのが効果的。基本的にスーツは色味が限られているので、シャツやネクタイなどVゾーンに似合う色を持ってくるとよい。眼鏡を選ぶときも、顔の一部として自然になじませたいなら似合う色を使うとよい。

 またビジネススタイルの場合は、全体で3色までに抑えてコーディネイトすることがポイント。その際に、印象の強い鮮やかな色は1色だけにすること。また、紺プラス水色など同系色を上手くつかうとまとまりがでる。基本的に、ベルト、靴、時計のベルトなど革小物は、すべて同じ色に。

 似合う色を知ると、お洒落が楽しくなる。ビジネスシーンだけでなく、プライベートでの服選びにも是非、活用したいものだ。

この春のファッションポイント

ライトグレーのスーツがトレンド。今までのグレーに比べると、明るい色合いのものが特徴で、ウールにシルクやモヘアが混紡されていて、光沢のある素材がポイントとなる。光沢の度合いは、TPOや業種をわきまえて活用する必要があるが、春を爽やかに演出したい方にはオススメ。


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