今週最も読まれた記事は「『銀行ばかりに預けてはいけない』――勝間和代氏の考え方(中編)」だった。このほか勝間氏のインタビュー記事は「勝間和代氏が勧める、お金に働いてもらう金融商品(後編)」が3位、「勝間和代氏に学ぶ、金融リテラシーの基本7カ条とは? (前編)」が7位にランクイン。勝間氏は金融知識を高めることができれば、自分の資産を殖やすチャンスが広がるという。まずは“なんとなく銀行預金”を見直すところから始め、元本割れするかもしれない金融商品への投資を勧めている。
どの投資先にどの程度ずつ資産を分散すればいいのか、これについて正解はない。なぜなら未来のことは誰にも分からないからだ。だから分散投資でリスクを減らすことが大切だ、と勝間氏は指摘する。分散投資とは4つのインデックス投信(国内株式、海外株式、国内債券、海外債券)で、世界の市場に投資するというものだ。勝間氏が勧める4つのインデックス投信を紹介しよう。
ファンド別 | 商品名 |
---|---|
国内株式 | インデックスファンド225 日経225ノーロードオープン インデックスファンドTSP すみしん日本株式インデックス・オープン |
海外株式 | 中央三井外国株式インデックスファンド ステートストリート外国株式インデックス |
国内債券 | 中央三井日本債券インデックスファンド PRU国内債券マーケット・パフォーマー |
海外債券 | 中央三井外国債券インデックスファンド PRU海外債券マーケット・パフォーマー |
実際には記者の周りでは、「銀行の普通預金と定期預金しか預けていない」という人が多い。また投資信託を買った人も、商品を選ぶ際に「過去の実績だけで、商品を選んだ」と話していた。つまり投資信託の基準価額(投資信託1口あたりの純資産価値)が上がっているから、その商品を選んだというのだ。
確かに過去の運用成績は参考にはなる。しかし投資信託の仕組みを考えれば「これまで上がってきた商品が今後も上がり続ける」可能性は低い。まだまだ投資信託について、誤解している人が多いのかもしれない。Business Media 誠では投資信託の基礎知識として「初めての投資信託(前編)」という記事を掲載しているので、興味がある方は御一読を。
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