デジタルビデオカメラを買う決め手は「価格」「メーカー」

» 2008年02月19日 07時00分 公開
[Business Media 誠]

 子どもの入学式や卒業式など、我が子の晴れ姿をビデオカメラで録画する親は多い。最新機種を見ると、SDカードなどの記録用メディアが使える機種が多く、ハイビジョン撮影に対応した製品も販売されている。

 所有しているデジタルビデオカメラの利用頻度は、「半年に1日以下」が最も多く27%。また全体の77%は「1か月に1日以下」と回答しており、日常生活では利用せず記念撮影中心の“イベントカメラ”として使われているようだ。

 C-NEWS編集部は「デジタルビデオカメラの購買行動と、各ブランドに対する生活者のイメージ」に関する調査を実施した。インターネットを使った調査で、デジタルビデオカメラを保有している20歳以上の人が対象で、回答数は1000人。調査期間は1月28日から30日まで。

デジタルビデオカメラを選ぶ際、「価格」や「本体の大きさ」を重視

 撮影する対象で最も多いのは「子ども」がトップで、2位には「夫または妻」が続いた。年代別で見ると20代で「自分自身」、50歳以上で「景色」がそれぞれ2位に入っている。 撮影することの多いシーンは「子どもや孫の保育園・幼稚園・学校の行事」が59%、「家族旅行」が57%、「誕生日・正月・クリスマスなどのイベント」が44%で上位を占めた。

デジタルビデオカメラで撮影することが多いのは「子ども」

 現在持っているデジタルビデオカメラを入手したのは「2001年以前」との回答が19%で最多となり、80%は「2006年以前」と回答した。購入を考えたきっかけは「旅行や結婚式などイベント」が17%、「ビデオを撮る機会の増加」が16%、「以前利用していたアナログビデオカメラが古くなった」が15%と並んだ。

 デジタルビデオカメラを買った人に商品選びの決め手を聞いたところ、「価格」が43%、「メーカー・ブランド」が21%、「本体の大きさ」が6%でトップ3となった。逆に重視度が低かったのは「防水機能」「ハイビジョン対応」などが目立った。

ソニーとパナソニックのイメージは「先進的」「若者向き」

 各メーカーのデジタルビデオカメラに対するイメージを聞いたところ、保有率で1位、2位の「ソニー」「パナソニック」は「先進的な」「若者向き」といったイメージで支持を集めているようだ。保有率3位の「キヤノン」は「信頼感のある」「技術力が高い」といったイメージを抱いている人が多い。

 また今後のデジタルビデオカメラに求めることを挙げてもらった。「いろんなメディアの互換性がもっと良くなってほしい」(会社員、35歳〜39歳、男性)、「操作性の向上。直感的に扱えるほうがよい」(会社員、40歳〜44歳、男性)といった声があった。

デジタルビデオカメラに対するイメージ。第1軸は「高級感⇔値ごろ感」、第2軸は「女性的⇔男性的」

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