ドコモ、「iD」を活用した店舗向け新サービスを開始

» 2008年02月07日 16時07分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモは2月7日、「iD」の加盟店向けに、店舗独自のポイントプログラムや会員証などを手軽に始められるサービスを開始した。

 このサービスは、おサイフケータイなどのFeliCaチップ内にある“iDエリア”に、店舗独自の会員情報を書き込んだカード情報を追加したり、iDのフォーマットを利用した新エリアを追加することにより、加盟店独自のポイントプログラムや本人認証(会員認証、入退室管理)を手軽に導入できるというもの。

 これまで、加盟店が独自のポイントサービスや本人認証、CRMなどを行うには、レジや端末など設備の更新や新規導入が必要だった。今回NTTドコモが提供するサービスを利用すれば、リーダ/ライターなどiD導入時のインフラを活用できるため、低コストで新規顧客の獲得、購入機会/リピーターの増加といった効果が期待できるという。

 また、これまでは、ポイント加算などの会員特典を受けるには決済と別に会員カードの掲出などが必要だった。しかし本サービスを利用すれば、iD決済と同時に会員特典の処理も同時に行われるため、レジでの購入者/店員双方の手間が省けるというメリットも得られる。

photo サービス提供の仕組み。端末のiDエリアに加盟店独自の会員情報を記録する場合(左)と、新たにiDフォーマットを活用した新エリアを追加する場合(右)

photophoto サービスの利用イメージ。iDエリアに店舗サービスを追加した場合、iD決済と同時に店舗独自のポイントプログラムを提供できる(左)。一方、iDフォーマットによる新エリアを追加する場合は、来店者がiD契約していなくても会員サービスを提供できる(右)

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