明日からできる、男を上げるファッションポイント<シーン別編>

» 2007年12月11日 11時58分 公開
[伊藤緑,Business Media 誠]

 多くのビジネスパーソンにとって、スーツは毎日のように着るもの。あなたは自信を持って着こなせているだろうか? 営業職のビジネスパーソンなら、スーツは自身を伝えるプレゼンテーションツールにもなる。なんとなく選んでいては、良い仕事はできない。外見からも自分の魅力を存分に発揮するため、自身のビジネスファッションを考えてみよう。

『男の外見(ヴィジュアル)コーチング』の著者で、レアリゼ代表の三好凛佳氏によると、ファッションを変えることで「自分に自信が持て、モチベーションが上がり、仕事の業績が上がる人がたくさんいる」という。ファッションを変えることで仕事の業績が上がるなら、やってみない手はない。

シーン別スーツの選び方

 「明日は大事なプレゼンだ!」など、気合を入れて挑みたい日には、どんなファッションが効果的なのだろうか。三好さんに、シーン別のお勧めファッションを教えてもらった。

プレゼンで勝ちたいとき

 ダークスーツと言われる濃紺やチャコールグレーのスーツに、白または水色のシャツを合わせ、コントラストが強く印象的なブルーやワイン系などのネクタイを締めるのがお勧め。これが基本形となる。よりシャープな印象にしたい場合には、ストライプ柄のスーツやシャツも良い。また靴にも気を遣い、細部まで意識されたスタイルであることが伝わるようにしよう。

自信があるように見せたいとき

 色彩心理的に、自分の感情を隠す効果がある「黒」を用いる。黒もしくは黒に近い色目のスーツを着ると、強い印象に見える。また以前に着て評判が良かった組み合わせのものを着るのもいい。その時の記憶が戻り、自信が持てる可能性がある。

女性を口説きたいとき

 女性は、コンサバ(控えめ)なスタイルを好む傾向があるので、明るい色目が似合う人なら、チャコールグレー系のスーツにピンクや水色などパステル系のVゾーンをコーディネイト。また、スーツにシワや汚れがなくプレスされている、靴が磨かれていることも大切なポイントだ。女性は細かいところまで見ている。

 そして注意したいこととして、最近はあまり見かけなくなったが、スーツに白い靴下を履いたりディバッグを持つのは避けたい。職種にもよるが、一般的なビジネススーツでは、黒や紺などのダークなシャツも避けた方がいいだろう。靴とベルト、バッグなどの革製品を、同じ色で統一するのも忘れずに。

 シーンに応じて、自分の似合うスーツを着こなせるようになれば最高だ。スーツ選びのポイントは、全体のバランス。高価なものでなくても、自分の体型に合ったサイズのスーツを選び、着る際の姿勢にも気を付けよう。間違ってもスーツに“着られている”なんてことにならないように。

プレゼンで勝ちたいときのファッション

この冬のファッションポイント!

 起毛(きもう)※したウールやツイード、千鳥格子(ちどりごうし)やオーバーペーンなどのチェック柄のクラシックなスーツやジャケットに、ウール素材やニット素材、カシミア素材などの無地のネクタイを合わせるのが2007年風。色はグレーが流行り。

※起毛……編みあがった後の生地に対して施す加工方法で、 起毛商品として毛布などがある。

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