|
|||
サントリーが炭酸飲料「ペプシアイスキューカンバー」を期間限定で発売する。ほのかに香る「キュウリ」風味とコーラならではの炭酸の刺激が絶妙なバランス。 |
|
|||
ファンタの日本発売50周年を記念し、歴代の人気フレーバーを期間限定で復活販売する。第1弾は、「最も人気の高いフレーバーの1つ」(同社)という「ファンタ グレープフルーツ」だ。 |
|
|||
「口に入れた瞬間、『ハンバーガーってこれだよ!』と、思ってもらえるようなモノを作りたかった」――そんな思いが込められているロッテリアの「絶品チーズバーガー」が、首都圏48店舗で先行販売される。 |
|
|||
モスフードサービスが、牛乳と合わせて飲む粒入りのストロー「sipahh(シッパー)」をモスバーガー店舗にて期間限定で販売。普通のミルクがストローを通すとイチゴ/バナナ/チョコレート風味に。 |
|
|||
森永製菓が1万円のガンダムチョコセットを幕張メッセに投入する。 |
大きく注目を集めるか、さっぱりクリックされないかで2極化するのがグルメ記事。トップ5を眺めてみると、グルメ記事ランキング1位の“キュウリ味ペプシコーラ”を筆頭に、“味つきストロー”や“1万円ガンダムチョコ”など、「珍品系」に注目が集まりやすいことがわかる(というか、そういうモノを積極的に記事にしている?)。特にキュウリ味ペプシコーラの記事は長期間にわたり根強く読者からクリックをされ続け、+D Style全体のランキングでも2位に入る大ヒット記事となった。 とはいえ……ここから2008年のヒットを予測するとなると、ちょっと判断は難しい。キュウリ味ペプシや味つきストローは、発想の意外性に注目が集まっただろうし、ガンダムチョコは“ガンダム”の4文字と1万円という価格に興味が集中したと推測されるので、ここから傾向を読み解くとなると「来年は納豆味のガリガリ君がでたら(記事的に)ヒットかもなぁ〜」などと、めちゃくちゃな想像しか出てこないのである。 そんななかで注目したいのは3位にランクインしている首都圏先行販売のロッテリア“絶品チーズバーガー”。 野菜を省き、ケチャップなどの味付けに頼らずに“肉の旨み”で勝負したという入魂のチーズバーガーは、各メディアから取り上げられ注目が集まり、一時は販売休止に追いやられるほどの売れ行きを見せた。実際に食べてみると、確かに肉のボリュームとジューシーな味わいに、これまでのファストフードではあきらめていた“旨み”を感じることができる。作り置きの時間も通常より短く設定するなど、素材だけでなく製造過程にもこだわっているのがポイントだ。 |
ロッテリアの新しいブランドイメージを背負うこの絶品チーズバーガーは、シンプルな味付けで“肉の旨み”を追求するという王道的アプローチをとった。調味料や具の量・種類などで差別化を図ってきた感があるファストフード・ハンバーガー業界においては逆に新鮮で、その分、口に入れたときの満足感も大きい。肉とバンズという最小限の構成で味の違いを明確に打ち出したことが、ヒットの要因ではないかと推測する。 2007年はマクドナルドの「メガマック」や、すき屋の「メガ牛丼」など、“量”に対する注目が高まったが、この絶品チーズバーガーのヒットからは、ファストフードの“味”に対する消費者の期待も読み取れる。2008年4月に予定されている全国での販売が始まれば、ヒットはさらに拡大するだろう。そうなれば第2・第3の“絶品”が登場する可能性もあり、2008年は「ボリューム重視」「値段重視」「味重視」という3つのカテゴリーがファストフード業界で展開される……かもしれない。 |
取材・文/+D Style編集部