便利に、簡単に、時間を短縮するために使うためだけに、人は道具を作ってはいない。よりよいものを引き出すために道具を使うこともある。 |
1989年に日本に里帰りし、公開されたモース・コレクションの中から老舗・木屋が鰹節削り器を復刻。百十数年の昔の品でもその姿は変わりないが、多面体の木製つまみや引き出しの下に受けをつけた構造に当時をしのぶことができる。 |
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プジョーといえば、車のメーカーと思っている人も多いだろうが、もともとは1810年に水車動力の製粉工場を鋼製品の工場に改造し、剃刀刃などの生産を始めたことに歴史が始まっている。1874年に製造を開始したペッパーミルは現在もさまざまなタイプが製造されている。 |
切れ味の決め手は二重螺旋臼方式によって粒が集められ、挽かれる前に粒が固定される。高品質熱処理鋼で作られているため、摩滅しないようになっている。 |
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鋼材にはビクトリノックス独自仕様のAグレードステンレススチールを使用。ブレード全体には根元から刃先にかけてテーパーを付け、高度な技術による精密な研磨加工を施している。 |
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モノにデザインがあることは当たり前といってしまえばそれまでだ。ただ、それが何らかの意図や意識が組み込まれているのかどうか。選ぶ候補がたくさんあるものこそ、こだわって選ぶ。選ぶ者の力が試される瞬間だ。 |
柳宗理デザインによるオールステンレスのカトラリーセット。機能と美しさにこだわり何度も試作を繰り返す柳のデザイン手法はこのカトラリーにも活かされている。 |
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キッチンプロダクトのデザインでも定評のある、ジャスパー・モリソンのカトラリー5点セット。カトラリーの収集家としても知られるモリソンが作った、シンプルで洗練されたデザインだ。 |
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フランパンをもっと楽しく、使いやすくするために、グリップから離れるに従って底が深くなるフォルムにデザイン。片手で振り上げても、素材が飛び出しにくい形状だから、プロのような技にもチャレンジできる。 |
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木屋(モース博士の鰹節削り器、プジョーの電動ミル) http://www.kiya-hamono.co.jp/ |
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取材・文/+D Style編集部