愛の告白やサプライズイベントなど、「今日は絶対はずしたくない!」と思う時に、最も大切であり、頭を悩ませるのは店選びである。女性は果たしてどんな店へ連れていけば喜んでくれるのか。日々、さまざまな人やニュースに接し、高感度な情報アンテナを持つ広報OLたちが集う「OL Press 倶楽部」のメンバーにうかがってみた。 |
休日は、グルメや映画鑑賞、ショッピングに大忙し、海外旅行が最大のストレス解消法というSさんは、訪れる店のジャンルも多彩である。 「銀座だったら、ブランドが運営しているリストランテが気になりますし、恵比寿などは路地裏の美味しいお店探索が好きです。神楽坂あたりの料理勝負のお店もいいですね」 |
そんな、歩くグルメガイドのようなSさんがときめくのは、どんな店なのだろう。 「気になる男性と行きたいのは、やはり雰囲気重視のお店。ベタかもしれませんが、『LUXIS』や『DEN AQUAROOM』のような水槽のあるお店は、味よりも雰囲気にのまれますね。池袋の『Blue Lounge 竜宮の扉』は、年齢層の若い池袋には珍しい、秘密めいた作りにときめきます。特に奥の個室は合コンにもおすすめですね」 |
竜宮城をイメージした、水槽に囲まれた神秘的な雰囲気の深海ラウンジバー。色鮮やかな熱帯魚を眺めていれば、多くの言葉はいらない。海底にいるような、仕切りの設けられたラブソファー席に座れば、ふたりの距離がぐっと縮まるはず。 東京都豊島区南池袋2-16-8 藤久ビル東3号館B1 |
通勤電車の中で、その日のランチを何にするか考えるのが日課というほどグルメなYさんは、ゆったりとして騒がしくない雰囲気のお店がお気に入り。 「雰囲気プラス、そのお店ならではのこだわりがあると、よりGOODですね。たとえば、目で食の美しさを楽しめ、舌で新しい美味しさの発見ができる『レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ』のようなレストランは、本当に感動しました」 食を重視するYさんの場合、普段のアフター5は立ち飲みなどでもこだわらないそうだが、やはりここぞという時は、雰囲気にこだわったお店に連れていってほしいそう。 「夜景のステキなお店なら女性は誰でも好きだと思いますが、特に汐留の『AQUA』はオススメです。店名の通り、店内に水が流れており、非日常の空間が楽しめます」 |
アマンダリなど、上質なアジアのリゾート空間を意識したオリエンタルキュイジーヌレストラン。店内には常に水のせせらぎが聞こえる癒しの空間でリラックスできる。皇居から東京湾までを一望できる270度のパノラマビューは圧巻で、「首都高夜景レストラン」にも選ばれたほど。 東京都港区東新橋1-8-1 カレッタ汐留46F |
趣味はマラソンというNさんは、そのアクティブなイメージから一転、大人の雰囲気のバーがマイブーム。 「たとえば、マンダリンオリエンタルの37階にあるバーは、両側がガラス張りになっていて、夜景が本当に素敵です。ゆったりとしたソファーに身をゆだね、生ライブを聞きながら、東京の夜景を望む……。本当にロマンチックでした」 |
ムードを重視するNさんが一押しの店は、代官山のシガーバー「タブローズラウンジ」。タンゴパーティなどにも使われている、重厚かつエロティックな雰囲気は、目の肥えた女性が酔いしれる要素を兼ね備えている。 「内装、サービス、お酒、すべてが一流品です。映画のワンシーンのような空間で贅沢な気分に浸ることができて、もう、うっとりです!」 |
ジャズなどのライブ音楽を楽しめる、大人のシガー/カクテルバー。重厚な雰囲気の漂う店内に流れる音色は、スタインウェイのアンティークピアノ。お酒だけではなく、グランドメニューからデザートまで、メニューも豊富でさまざまなシーンに使える1店。 東京都渋谷区猿楽町11-6 サンローゼ代官山B1 |
取材協力/「OL Press倶楽部」http://www.olpressclub.jp
取材・文/似鳥陽子