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陸海空を制覇するオールラウンドプレーヤー「ORIS」
BRAND HISTORY
ORIS

  ORIS(以下、オリス)は、創業103年目を迎える老舗の時計ブランドだ。第二次世界大戦中、大きなリュウズは手袋をはめたままでも時刻が調整しやすいと、アメリカ空軍パイロットたちの間で、オリスの腕時計は爆発的な人気となる。

 1970年には、クロノグラフムーブメントの設計で有名なデュボア・テプラ社との共同開発により、オリス社として最初の自動巻きクロノグラフ“クロノリス”が発売される。奇しくも時を同じくして会社が売却されてしまう。さらに1980年代には安価なクォーツ時計の台頭から大打撃を受ける。

 数々の紆余曲折を経てオリスがたどり着いた先は、意外にも日本市場だった。日本人ユーザーの機械式時計に対する関心の深さを知り、オリスはあえて高品質の機械式時計に打ち込んだ。そして、100年以上もの歴史を持つ老舗ブランドは機械式時計の第一人者として確立されていく。

 特に、往年のパイロットウォッチ以外に、ダイバーズウォッチ、ドライバーウォッチなどのスポーツウォッチに力を入れる。2003年にはウィリアムズF1チームとのコラボレートモデルを発表し話題を呼んだ。このほか、ジャズウォッチなど文化的要素も取り入れるなど幅広く展開し、多くのファンを獲得。陸、海、空それぞれをテーマにしたクロノグラフは値段も手ごろで、クロノグラフのエントリーウォッチとしての注目度も高い。



PICK UP
「FLIGHT TIMER(フライトタイマー)R4118限定モデル」

 2006年発表モデルのFLIGHT TIMER(以下、フライトタイマー)は、世界で4118本限定のモデル。この数の由来は、第二次世界大戦中イギリス空軍などに使用された伝説の戦闘機「ハリケーンR4118」にある。この戦闘機が活躍した約50年後、エンジニアでありパイロットでもある、ピーター・ヴァッチャーがインド沖でR4118の遭難機を発見。これをヴァッチャーが再生させ、世界的なニュースとなった。
 このR4118をモチーフにしたフライトタイマーは、オリスの社長自らデザインし、R4118のコックピットを真似て作られたという。またパイロット・ユニフォームからイメージしたプレスボタンも特徴となっている。
 右に配する大きなリュウズで、ダイアル上のリングを回転させることによって、セカンドタイムゾーンをセットすることができる。オリスを象徴するレッドローターも搭載しており、ケース裏からその様子が楽しめる。
 同モデルは、R4118にこだわり、ケース裏にシリアルナンバーを刻印しているほか、R4118のミニチュアとヴァッチャー著作のブックレットが付属される。

「FIGHT TIMER(フライトタイマー)R4118限定モデル」各パーツ


CHRONOGRAGH LINE UP
Willams TT3 Limited Edition(ウィリアムズTT3 リミテッドエディション)
TT1 Divers Titan Chronograph(ダイバーズチタンクロノグラフ)

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