2005年の東京モーターショーで話題となった「GT-R プロト」も、新デザインセンター公開に訪れたマスコミから熱い視線がおくられていた。鍛え抜かれたアスリートの美しさを、ソリッド感のあるなめらかなボディ面で表現。大胆にカットされたボリューム感あふれるリヤエンドと、伝統の4つのリング型テールランプは、GT-Rの証。こちらも2007年の市販化がアナウンスされている。

　ハッチバックとSUVが融合（クロスオーバー）した新型ミドルサイズ クロスオーバー車「デュアリス（DUALIS）」。今回の新デザインセンター公開の目玉として、報道陣にお披露目された。欧州名「キャッシュカイ」として2007年2月からヨーロッパで発売されるのはすでに発表済みだが、日本市場でも2007年前半に市場投入される予定。車両サイズは、全長4310ミリ／全幅1780ミリ／全高1610ミリとSUVとしてはコンパクト。エンジンはガソリン（2.0L、1.6L）とディーゼル（2.0L、1.5L）が用意される。

　+D Style編集部クルマ取材チームの独断で、2007年にぜひ発売して欲しいのが、2005年の東京モーターショーで登場した“観音開き4ドア”クーペ「フォーリア（FORIA）」。新デザインセンターでは、3階インフォメーションギャラリーに展示されていた。スポーティさとエレガンスを両立したエクステリアに、高感度な大人の感性と共鳴する高い質感のインテリア。大人のための上質なコンパクトスポーツとして、ミニバン全盛でつまらない現在の自動車市場にアンチテーゼを投げかけて欲しい。