小粒でもピリリと辛いのは山椒ですが、それを自動車で例えるならMINIが気分じゃないでしょうか?
その存在感はまさにワン&オンリー。可愛いルックスだけど品があって、キャラがしっかりと立っているのに飽きのこないデザイン――しかもそのデザインは“遊び度”がとっても高く、純正パーツだけでも星の数ほどのバリエーションが用意されています。それをひとつひとつ選べば、まさに“自分だけのオリジナルMINI”を作ることが可能。そこがまたマニア心だけでなくオンナ心までも鷲づかみするのです!
そう、MINIのすごさは老若男女問わない間口の広さと(誰が乗っても似合う・おしゃれに見える&輸入車としてはお手ごろ価格)、いつまでもヲタ精神を良い意味で満足させない奥深さを併せ持っているところだと思います。
しかも最近のMINIは昔のMINIにあった独特のクセが抑えられ、扱いやすく乗りやすくなってるともっぱらのウワサ。「ボディサイズがどんどんおっきくなっちゃって全然“MINI”じゃないじゃ〜ん!」なんて声も聞こえてきますが、とんでもない! 実際乗ってみたら現代ニッポンにおいてこれほど扱いやすいサイズはありませんでした。
そう、今回はそんなMINIを3種イッキ乗りしちゃいます!
まず選んだのは「MINI クーパー S」に6速MTの組み合わせ。
MINIのラインアップはワン、クーパー、クーパー Sですが、私やっぱり“ラインアップ中一番ホットなモデルに乗りたい病”みたい。ワンとクーパーはNA(自然吸気)モデルですが、クーパー Sには直噴ツインスクロールターボチャージャーが搭載されています。
このターボチャージャー、本当にさすがの加速です。“ぐいん!”とパワフルな加速は「押し出される」というよりも「地面をかくように進む」といったような感覚。太いトルクからもたらされる加速感に、思わずフフ、と興奮の笑みがこぼれます。
だけど過給が低回転のうちから始まるので、ある回転域を超えたらイキナリドッカン! みかいな扱いづらさがないところは好印象でした。まるで、すんごくパワーのあるNAのように滑らかな過給なんです。
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