携帯ショッピング、誘導はメルマガ、広告、カタログが効果的──ドコモレポート

» 2006年12月21日 19時20分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモが、携帯電話を使ったネットショッピングの利用動向に関する調査結果をまとめた。調査は12月9日から13日にかけて、携帯電話で回答できるネットアンケートの形で実施。調査対象はドコモプレミアクラブ会員で、有効回答数は9961人(男性:5061人、女性4712人、不明:188人)。

 PC、携帯を問わずネットショッピングの経験があると答えたのはアンケート対象者の71%。うち、14.5%が「携帯を使って商品を購入したことがある」と回答し、17.8%が「携帯でもPCでもショッピングをしたことがあると答えるなど、ネットショッピング経験者の約半数が携帯でネットショッピングを経験していた。

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 iMenuサイトのショッピングジャンルを利用するユニークユーザーは、「ファッション」「コスメ」系サイトが増加した影響からか20代の女性が最も高く、次いで20代男性、30代男性、30代女性と続く。また、ショッピングジャンルのサイトを利用するFOMAユーザーのうち74%がパケ・ホーダイに契約するなど、サイトリッチ化の影響も見られる。

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 この1年に携帯のネットショッピングで購入したものを問う質問では、「ファッション」「コスメ」「アクセサリー」など、携帯ショッピングのコアユーザーである20代女性に関心が高いと思われる商品がPC経由の購入を上回った。ほかにも「くらし/雑貨」「CD/DVD」「本」などが携帯で購入したものの上位を占めているが、いずれもPC経由の購入が上回った。

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携帯ショッピングではメルマガ、広告、カタログが効果的

 「商品を購入したサイトをどのように見つけたか」を問う質問では、「カタログ・通販誌から」「各種広告から」「メールマガジンから」「ネットの広告から」がPCを上回った。

 携帯ショッピング大手の「ちびギャザ」でも、携帯ショッピングの利用ユーザーはメールマガジンからサイトに入る比率が高いといい、テレビで扱っている商品を同時に配信したり、仕事を終えた時間に配信するなどメールマガジンの配信タイミングを工夫することでアクセス率を上げているという。

 ケータイショッピングの利点については「いつでも購入できる」がトップで、「欲しい品物があったから」「お店に行かなくても購入できるから」と続く。PCを上回ったのは「オススメ商品のお知らせが来たから」「PCを所有していないから」の2項目。一方で、PCのメリットとして携帯をはるかに上回ったのが「商品が探しやすいから」「商品が見やすいから」の2項目で、デバイス特性が顕著に現れている。

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