小規模事業経営者は携帯電話会社の選択で料金の安さを重視──フォーバル

» 2006年10月20日 20時17分 公開
[ITmedia]

 フォーバルは、東京・名古屋・大阪・福岡など全国主要7都市の小規模事業経営者558人を対象に行った、携帯電話の利用実態に関する聞き取り調査の結果を発表した。調査は9月19日から同29日まで、情報通信コンサルタントによる聞き取りにより実施された。

 同調査によれば、経営者が携帯電話で最も頻繁に通話を行うのは「自社」に対してで、16.5パーセントを占めた。また、「お客様の携帯電話」が15.4パーセント、「取引先の携帯電話」が13.4パーセントと続き、ビジネスシーンで活用される機会が多いことが分かった。

 「携帯電話はビジネスを行う上でどんな存在か」という質問に対しては、5割以上が「欠かすことのできない重要なビジネスツール」と回答。よく使用する機能については、83.7パーセントがメール機能をあげている。また、34.2パーセントが「電卓」と回答するなど、携帯電話をビジネスツールとして使用している様子がうかがえた。

 携帯電話に今後望む機能としては、33.7パーセンが「PCとのデータ・メールアドレスの共有」をあげるなど、よりPCに近い利用環境や、PCとの連携を望む声が多かったという。

 なお、番号ポータビリティーにより携帯電話を変更したいと考える経営者の約5割が、理由として「現在の料金の高さ」をあげている。これに対し、機能やサービスを理由に変更を望む割合は、16.5パーセントに留まった。

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 同調査の詳細は、フォーバルレポートの「フォーバル小規模事業者白書2006 - Vol.2」に掲載されている。

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