NTTドコモは、FOMA端末向けに、音声通話とパケット通信のネットワークを分離してコントロールするシステムの運用を8月22日から開始する(8月21日の記事参照)。
ムーバは2004年4月から音声通話とパケット通信を分けてコントロールできるシステムを運用していたが、FOMAでは一括して規制を行っていた。ただしFOMAでは、対応端末のみで利用できる。
音声通話がつながりにくい場合でも、メールやiモード災害用伝言板サービスへアクセスをしやすくするのが狙い。
KDDIは8月22日、下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsを実現する次世代通信インフラ「EV-DO Rev.A」を12月から提供すると発表した(8月22日の記事参照)。
EV-DO Rev.Aでは、EV-DO Rev.0(WIN)と比べて上り(アップロード)の最大データ転送速度が大幅に向上するほか、QoS制御技術が追加されている。KDDIではIPベースのテレビ電話サービスを、近日詳細が発表される予定の秋モデルで提供する見込みだ(8月22日の記事参照)。
またauの秋モデルのうちFeliCaを内蔵したおサイフケータイ対応機種では、JCBが推進する携帯向けクレジット決済「QUICPay」用アプリがプリインストールことも明らかになった(8月23日の記事参照)。
現在おサイフケータイで利用できるクレジット決済システムには、ドコモと三井住友カードが推進する「iD」、JCBが進める「QUICPay」、UFJニコスが開発した技術仕様である「スマートプラス」の3形式がある。
ドコモはiDに対応したクレジットサービス「DCMX mini」を902iS以降にプリインストールしたこともあり、7月末時点で約50万人のDCMX mini / DCMXユーザーを獲得している。QUICPayユーザーは7月末で7万人しかユーザーがいないが、au端末にQUICPayがプリインストールされることによって、QUICPayユーザーも大幅に増加すると思われる(8月25日の記事参照)。
なおiDとQUICPayは、リーダー/ライターの共通化が近いと見られている(8月25日の記事参照)。
米Qualcommの上級副社長で、クアルコムジャパン元会長の松本徹三氏が、ボーダフォンの副社長に内定した(8月22日の記事参照)。
松本氏は伊藤忠商事時代から長く通信業界に関わり、クアルコムでも10年以上のキャリアを積んだ、通信キャリア出身でない携帯電話ビジネスのプロフェッショナルだ。松本氏がソフトバンクモバイル副社長に就任する影響は大きそうだ。
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