ソニーはジェイアール東日本メカトロニクスと共同で、EdyとSuica電子マネーなど、複数のFeliCaサービスに対応したリーダー/ライターを開発。3月7日から「IC CARD WORLD 2006」のFeliCaワークショップ会場で展示している。※共同開発社名が誤っておりました。お詫びし訂正させて頂きます。
複数のサービス──例えばEdyとSuica電子マネーなどを入れたFeliCaを読み取り機に当てると、電子マネーAには2万456円、電子マネーBには1万7391円などと表示される。ユーザーは利用したい電子マネーを伝え、好きなほうで支払いが行えるようになる。
同じFeliCaチップを使っていてもサービスが異なればリーダー/ライターも個別に必要になるのがFeliCaサービスの現状だ。店舗が複数のサービスに対応しようとすれば、複数のリーダー/ライターを設置しなくてはならず、この点がFeliCaサービス自体の普及の足かせにもなりかねない。今回のリーダー/ライターは、その解決策として期待される。
リーダー/ライター側のアプリケーション搭載領域を複数に区切り、サービスごとに異なる領域を割り当てることでセキュリティを保ったまま複数サービスに対応できるようになっている。具体的に対応できるFeliCaサービスは公開していないが、EdyやSuica電子マネーはテスト中。交通系のFeliCaサービスは非対応の予定だ。
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