神姫バスは11月21日、非接触ICチップ技術FeliCaを利用したカード「NicoPa(ニコパ)」と、おサイフケータイで乗車できるサービス「モバイルNicoPa」を提供することを発表した。また、スルッとKANSAIが発行している「PiTaPa」、JR西日本が発行している「ICOCA」(11月11日の記事参照)も神姫バスで利用できるようになる。
カード名 | 発行会社 | 交通機関 | NicoPaエリア | PiTaPaエリア | ICOCAエリア |
---|---|---|---|---|---|
NicoPa | 神姫バス | 神戸市などの路線バス | ○ | × | × |
PiTaPa | スルッとKANSAI | 関西私鉄各線、バス | ○ | ○ | ○ |
ICOCA | JR西日本 | 関西JR各線 | ○ | ○ | ○ |
カード型NicoPaの利用開始は2006年1月20日から、モバイルNicoPa、PiTaPa、ICOCAの利用開始は2006年2月1日からとなる。利用できる範囲は、三田営業所または篠山営業所の管轄路線と、三田駅発着の全路線。NicoPaは子供用も発行するが、モバイルNicoPaは大人用のみ。
モバイルNicoPaが利用できるのは、NTTドコモのおサイフケータイ全機種。神姫バスが無料でiアプリを配布する。「au、ボーダフォンについては対応予定は決まっていない」(神姫バス)
NicoPaは「NicoPa乗車券」と「NicoPa定期券」の2種類。どちらもバリューはプリペイドでチャージする。チャージした額の10%のプレミアが付加され、例えば1000円チャージすると1100円分利用できる。
また、本サービス提供に伴い「乗り継ぎ割引」サービスを開始する。神姫バス同士を60分以内に乗り継いだ場合、大人1人につき80円、子供1人につき40円を、2乗車目の運賃から割り引く。
おサイフケータイでバスに乗れるサービスとしては、愛媛県松山市の伊予鉄道のバスが8月からサービスを提供しており(7月19日の記事参照)、長崎県でも12月よりサービス提供予定(7月29日の記事参照)で、NicoPaが3例目となる。また、自社発行ICカードと他社発行のICカードをどちらも利用できるシステムはバスでは初めての試みとなる。
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