20秒から1分程度に分解した音声データを、クラウドワーカーが書き起こす――。そんな仕組みのテレコ起こしサービスが登場した。将来は音声認識を利用した一部自動化も検討しているという。
20秒から1分程度に分解したテレコの音声データを、大勢のクラウドワーカーが書き起こす――。音声認識技術で知られるフュートレックと音声書き起こしサービスを手がける米TranscribeMeが、クラウドソーシングを活用した音声書き起こしサービスの提供を開始する。
両社が提供するサービスは、1つの音声データを10秒から1分程度のデータに分解し、“すきま時間で作業できる多数のクラウドワーカー”を使って効率よくテキストデータ化するのが特徴。各クラウドワーカーには文書の一部しか配布されないため、データの機密性を保てるという。
テキスト化が済んだデータをまとめる際には品質保証部門がチェックを行い、整合性などを確認した上で納品する。なお、テキストデータの精度については、TranscribeMeの海外向けサービスが98%以上の精度に達しているといい、日本でも同じ水準を目指す。
価格は録音データ1時間につき2万2500円(納品は音声データを渡してからおおむね2~3営業日後)。8月31日まではサービス開始キャンペーン価格の1万8000円/1時間で利用できる。なお両社はスマートフォン上で音声の録音と書き起こしの発注ができるアプリの提供も開始している。
サービス当初はフュートレックの音声認識技術は使われていないが、今後は同社の技術を使ったテキスト化の一部自動化も検討しているという。
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