現役東大生が、光り輝くフィギュアお守りに――東大受験はこれで決まり?:3Dプリンタの意外な使い道
東大を受験する人向けに、赤門前の「法真寺」が一味違うお守りを打ち出した。現役東大生をモデルにし、3Dプリンタでフィギュア化した黄金に光り輝くお守りだ。
現役東大生をモデルに、3Dプリンタでフィギュアお守りを制作
大学入試に向けた受験勉強が佳境に入るこの時期。もし身の回りに東大を受験するという学生がいたら、こんなお守りをプレゼントしてみてはどうだろう?
12月15日、東大赤門前にある和順山歓喜院法真寺(以下、法真寺)では「東京大学御祈願の法要」の受付が始まった。この法要で授与されるお守りは、現役東大生をスキャンして3Dプリンタでフィギュア化し、光り輝く黄金に着色したという重厚感のあるもの。
フィギュアは、現役生向けと浪人生向けの2種類がある。現役生向けフィギュアのモデルになったのは東大に現役合格した金子さん(女性)、浪人生向けフィギュアのモデルになったのは1浪で合格した木村さん(男性)。祈願料はそれぞれ「ご縁」「合格」にちなんだ5555円。全額日本ユニセフ協会に寄付され、教育支援活動に使われるという。
それぞれのフィギュアは限定5体、計10体しか作らないため、フィギュア付き東京大学合格後祈願の法要を受けられるのは先着10人まで。応募はメールで受け付ける。実施は2015年1月1日から1月16日のセンター試験前日まで。
僧侶の日常をSNSまんがで連載
また、法真寺のFacebookページとTwitterでは同寺院副住職にして若手僧侶の伊川さんをモデルにし、僧侶の日常をつづった4コマ漫画「今日の伊川くん」の連載を開始した。更新頻度は週1回。
法真寺は1596年に京都知恩院から寺号を付与された由緒正しい寺院。明治時代には境内に学生寮があり、そこに住む学生の中から銀時計を下賜される帝国大学(現在の東京大学)の優等生が続出したこともある、東大生と縁の深いところだ。ここでご祈願を受け、フィギュアを携えて入試に向かえばご利益がある……かも。
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