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エアアジアXとマレー鉄道の旅秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(1/6 ページ)

LCCでありながら中距離路線を運航するエアアジアXは、大型の機材を使用し、エコノミーのみならず上級クラスのサービスも提供している。そんな同社のプレミアムクラスの取材を兼ねて私たちは羽田からクアラルンプールへ飛び、さらにマレー鉄道で世界遺産の街マラッカを目指した。

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 LCC(格安航空会社)というと座席はエコノミーだけの“モノクラス”が一般的だが、中距離路線を運航するキャリアでは使用機材も大型化し、上級クラスのサービスを提供している。その1社が、2010年12月に日本に飛来したエアアジアグループのエアアジアXだ。私たちは同社のプレミアムクラスを利用して羽田からクアラルンプールへ、さらにマレー鉄道に乗って世界遺産の街マラッカを旅した(写真撮影:チャーリィ古庄)。

飛行機と空と旅
エアアジアXが中距離路線で運航する双通路機エアバスA330-300

空港カウンターでのプレミアム対応

 エアアジアのWebサイトで予約したチケットの控えをもって、羽田空港の国際線ターミナルへ。523便の出発は23時55分で、チェックインカウンターは出発1時間前に締め切りとなるので、私たちは22時過ぎに早めに到着した。

 Iカウンターは、すでに長蛇の列ができている。エアアジアXが羽田に就航して丸2年。これまで多くの日本人旅行者に利用され、もうすっかり市民権を得ている様子だ。列の最後尾に並んでいる人は、おそらく30分は待つことになるだろう。けれど私たちが利用するプレミアムクラスは、カウンターの一番手前に同クラス専用のレーンがあり、手続きは5分で終了した。隣のレーンで順番待ちしている人たちに、申し訳ない気持ちである。

飛行機と空と旅飛行機と空と旅 深夜にもかかわらず長い列ができているカウンターで、楽々チェックイン

 出発の30分前に搭乗が始まった。沖止めされたシップまでは、1階のゲートからバスで向かうことになる。プレミアムクラス利用者には大手と同様、ゲートでの優先搭乗が実施され、1台早いバスにゆったりと乗ることができた。エアアジアXが運航する機材は、エアバスの双通路機A330-300だ。前方ドアに装着されたタラップを上がると、真っ赤なユニフォームに身を包んだクルーたちが、胸の前で両手を合わせる“お決まり”のポーズでにこやかに出迎えてくれた。

飛行機と空と旅
沖止めされたA330-300の機内へは、最前方のドアに装着されたタラップを上がって
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