JALの最新ビジネスクラス「SKY SUITE 777」を創った男たち──第1回「地上サービス」秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(3/5 ページ)

» 2014年08月22日 10時20分 公開
[秋本俊二,Business Media 誠]

人気店のスープとオリジナルビーフカレー

JAL顧客マーケティング本部・商品サービス開発部の開発グループマネジャー、玉置健一さん

──ニューヨークへの出発前にラウンジでカイザーのクロワッサンとともに「Soup Stock Tokyo」のエンドウ豆のスープをいただきました。美味しかったですね。

玉置: ありがとうございます。オリジナルのビーフカレーとともに、大変好評をいただいています。ビーフカレーはお召し上がりになりました?

──いいえ、残念ながら。カレーのサービスが始まる前の時間帯だったので。「JALで海外へ出る」と伝えると、「ラウンジで絶対にカレーを食べてくださいね」とアドバイスをくれる読者も多いので、ぜひ試してみたかったんですが。すごい人気ですよね。

玉置: そうなんです。それで先日、お客さまの声に応えてビーフカレーを提供する時間を拡大しました。いまなら朝10時から食べられますよ。次回ご利用の際は、ぜひ!

ビュッフェコーナーでは、和食のメニューなども充実(撮影:倉谷清文)
「Soup Stock Tokyo」のスープも人気だ(撮影:倉谷清文)

早めに空港について、ラウンジでゆっくり過ごしてほしい

──最近は出発までの時間をラウンジでゆったり過ごす、というのがプレミアムな旅の“定番”になりましたね。「空港へは出発のどれくらい前に到着するか?」と聞かれ、かつては「ぎりぎりに」と答えるのが旅慣れた人だとされてきました。でもそれは、空港に早く着いても何もすることのなかった時代の話で、これだけラウンジが充実してきたら、使わないともったいない。

玉置: 私どもとしましては、空港には余裕をもってお出かけいただくように以前からお願いしてきました。国際線をご利用の場合、保安検査以外にも、荷物を預け、イミグレーションを通って──と、国内線とは違った手続きが必要になります。混雑の度合いによっては、そこで時間がかかってしまうケースもあるので、できれば空港には早めにご到着いただきたいと。もちろん、早く到着して各種の手続きがスムーズにいくと、時間が余ってしまうこともあります。その場合は、ラウンジでゆっくりくつろいでくださいというのが、私たちの提案です。

エントランスを抜けると、朝の光が差すガラス張りのスペースが広がる(撮影:倉谷清文)

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