超過酷「G-SHOCK GPW-1000の品質試験」に潜入“G-SHOCKスゲー”を再確認(4/5 ページ)

» 2014年08月09日 03時00分 公開
[青山祐介,Business Media 誠]

静電気試験

静電気試験

 静電気によってG-SHOCKが誤動作しないかを確認する試験。冬に金属に触れバチッとなるアレだ。

 ヨーロッパでは耐静電気に対する規格があり、それクリアするように、静電気そのものに対する耐性や、静電気を逃がす構造に設計されている。この静電気に対する耐性を確認する。

photo 静電気発生器で静電気を発生させ、G-SHOCKの表面にバチバチバチと電気ショックを与える。ヨーロッパのIECでは8000ボルトをクリアする必要があり、G-SHOCKでは約1万ボルトの電圧の静電気を与えて試験を行っている。静電気発生機の先から放電されるさまは、まさにスタンガンそのものだ

振動試験

振動試験

 G-SHOCKに伝わる様々な振動に対する耐性を確認する。

 削岩機のような機械から伝わる強い振動、さらには耐振動モデルに関しては自動車部品に定められた振動、輸送に与えられる振動といったさまざまな振動を、条件を変えながら長い試験では1週間ほどかけ続け、その影響を調べる。

photo 振動の周波数や加速度を周期的に変えながらG-SHOCKに与えていく振動試験機。耐振動モデルでは自動車部品振動試験方法(JIS D1601 4種 A)において、二輪自動車用車載機器などに求められる等級(20Gまでの振動加速度)を参考にした耐振動性能を備えている

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