東洋ゴム工業は4月11日、サッカークラブチーム「ACミラン」と2016年6月までプレミアムスポンサー契約を締結したと発表した。ACミランはイタリアのプロサッカーリーグ セリエAの主要チームで、サッカー日本代表 本田圭佑選手が所属する。
同社は、主力製品「TOYO TIRES」ブランドでのタイヤの生産、販売を中心に、グローバルにも事業活動を積極展開する方針を打ち出し、前期は売上高、営業利益、経常利益とも過去最高を記録した。この上り調子のもとグローバルでのPR戦略の一環として、世界的に人気のあるサッカー競技(チーム)へのスポンサーシップを決めた。日本企業によるACミランへのプレミアムスポンサー契約は今回が初。
2013年12月、一部メディアでスポンサーシップに関する報道がなされたが、同社広報部によると、当時、契約の予定はなかったが、海外での事業を拡大する計画のなかでグローバルにブランドを訴求できるコンテンツを模索していた時期でもあった。報道はACミランとのスポンサーシップを検討するきっかけになったようだ。
両者のコメントは以下の通り。
「我々はクラブのプレミアムパートナーとしてTOYO TIRESを迎えることを大変喜んでいる。両者には、“高いパフォーマンス”と“秀逸性”を追求するという共通の価値観が存在する。また、今回のパートナーシップの成立は、クラブとしてのグローバルリーチを証左するものであり、TOYO TIRESのようなグローバルブランドと新たな関係を持てることを誇りに思う。このパートナーシップを通じて、さらにアジアの多くのファンと強固な関係性を築き上げていけることを期待している」(ACミラン副社長兼CEOのバーバラ・ベルルスコーニ氏)
「企業は熾烈なグローバル競争の中で顧客の支持を獲得していかねばならない。いい加減なパフォーマンスは許さないミラニスタの厳しい眼に育てられ、愛されているACミランに、当社もタイヤ業界のグローバルプレーヤーの一角として自らを重ね合わせ、多くを学び取っていきたい。TOYO TIRESが世界にコミットしている企業姿勢は、ブランドステートメントで表明している“driven to perform(最高のパフォーマンスを追求する)”にある。このスピリットに合致するAC ミランをサポートできる好機を得たことは最上の誇りであり、世界中のファンの一員として心を共有し、その架け橋となって支えていく」(東洋ゴム工業代表取締役社長の信木明氏)
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