ネットオークションで取引したチケットが届かない……。チケットを入手できなかった人の心理につけ込むチケット詐欺が横行している。昨今、営利を目的にする転売を明確に禁止する主催者、さらには転売されたチケットは無効とする強硬手段をとる興行も目立つが、さすがにほとんどの興行はそこまで厳しくない。「都合で行けなくなったのでほかのファンに譲りたい」という一般ファン同士のやりとりも、知らない人とのやりとりゆえ、こんなチケット詐欺の事例があると聞けば不安になるのも当然といえる。
ライブチケット仲介サイト「チケットストリート」は3月26日、ネットオークション大手「ヤフオク!」との連携を開始すると発表した。データ連携はDeNA展開のネットオークションサービス「モバオク」に続き2社目。
チケットストリートはライブ、エンターテインメント、スポーツなどの公演や興行のチケットを専門とする個人間売買仲介サイト。偽造チケット返金保証など、“偽造チケットの被害”を防ぐ独自サービスの提供によりユーザー数を伸ばしている。
今回のデータ連携により、同サービスへの出品登録と連携してヤフオク!へも自動出品されるようになる。利用者は複数のサービスへそれぞれ登録する手間が省け、大手サイトへ手軽に露出できるので取引成立の機会もより広がる。また、ヤフオク!のユーザーも、同社が提供する「偽造チケット返金保証」「チケット不達返金保証」などのサービスを受けられるのがメリット。トラブルが発生しがちな個人間チケット売買取引において、より不安なく取引したいと思う人へ広く訴求するのが狙いだ。
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