レクサス顔になったハイブリッドハッチバック「CT200h」を試す試乗インプレッション(3/4 ページ)

» 2014年03月26日 11時00分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

「さすがはレクサス」と納得の室内空間

 今回のマイナーチェンジのもう1つのポイントが室内空間の快適性の改善だ。吸・遮音材の改良などによって静粛性が向上。ロードノイズなどを完全に遮音できているわけではないが、運転中に気になることはないだろう。また、メカに起因する不快な振動や路面の小さなギャップを乗り越えたときの突き上げなども感じない(試乗車はversion L標準の17インチタイヤではなく、メーカーオプションの16インチタイヤを履いていた)。

CT200h version L標準の17インチタイヤだったら、少し乗り心地は変わるかもしれない

 インテリアの上質さは、さすがレクサスといったところか。シート表皮や内装色、オーナメントパネルの組み合わせパターンを約80通りに拡大している。DVD/Blu-rayプレーヤーやmicroSDカードスロットも標準搭載しており、車内で簡単に映像や音楽を楽しめる。

 SDナビゲーションシステムは、G-Link経由でデータの自動更新が可能。試乗中にも目的地周辺のデータが更新されていたらしく、「マップオンデマンド」による自動更新が行われた。

 アームレストに左手を乗せると、てのひら部分に触れるのが「リモートタッチ」の操作部だ。「マウスのようにナビゲーションやオーディオ、エアコンが操作できます」という説明を聞いていたが、そのつもりで操作するとカーソルの移動が速すぎて、思っている以上に動いてしまう。うーん、繊細だ。ただし、慣れてしまえば便利さが分かってくる。むしろカーソルの移動速度がなぜその速さに調整されているのか納得することだろう。

CT200h 最初はおっかなびっくり触っていたリモートタッチだが、慣れれば便利さが分かってくる

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