「NISSAN GT-R NISMO」登場、サーキットのノウハウをフィードバック：ニュル北コースで量産車最速!?（1/2 ページ）

[岡田大助，Business Media 誠]

　日産は11月19日、「NISSAN GT-R NISMO」のワールドプレミア（世界初公開）を行いました。NISMOが持つサーキットでのノウハウをフィードバックしたこのクルマを2014年2月末に発売します。価格は1501万5000円です。

　NISMO専用チューニングを施した3.8リッターV型6気筒エンジン「VR38DETT」は、最高出力441キロワット（600馬力）、最大トルク652ニュートンメートルを生み出します。レース専用モデルの「NISSAN GT-R NISMO GT3」でも採用している高効率大容量の専用タービンを搭載し、気筒ごとに最適な点火タイミングをコントロール制御と、最適な燃料噴出量をコントロールするインジェクター駆動回路を採用しています。

　強力なダウンフォースを発生させるエアロパーツは、空気の流れを分析するシミュレーターを使い空気抵抗を最小化しつつ、路面追従性を最大化させました。フロントにはカーボン製バンパーとエアストレーキ、リアにもカーボン製リアスポイラーを装着しています。

　ボディカラーは、GT-R NISMO専用色のダークマットグレー（2014年夏以降発売）のほか、ブリリアントホワイトパール、メテオフレークブラックパール、アルティメイトメタルシルバー、バイブラントレッドの全5色を展開。足元にはSUPER GT 500クラスに参戦するレースカーバージョンのGT-Rに着想を得た6本スポークのレイズ製アルミホイールを履きました。