日産、クルマとつながるスマートウオッチ「Nismo Watch」開発Bluetoothで連携

» 2013年09月09日 16時20分 公開
[Business Media 誠]

 日産自動車は9月9日、NISMOブランドのスマートウオッチを開発中だと明らかにした。コンセプトモデルを2013年9月10日に開幕するフランクフルトモーターショーに出展する。

Nismo Watch Nissan Nismo Concept Watch(出典:日産自動車)

 「Nissan Nismo Concept Watch」は、同社のモータースポーツ部門「NISMO」が手掛けたクルマの走行データ(平均速度、燃料消費量、テレメトリデータなど)を表示。クルマとの接続は専用スマートフォンアプリを介して「Bluetooth Low Energy」で行う。

 また、腕時計側には心拍数センサーを搭載し、ドライバーのバイオメトリックデータもリアルタイムに計測。心拍データから「もう少しスピードを落としたほうがいい」といったメッセージなどを表示する。さらにTwitterやFacebookといったソーシャルネットワークサービスとも連携し、新着メッセージのお知らせも可能だ。

 リチウムイオンバッテリーを搭載し、電池寿命はフル充電状態でおよそ7日間。手首を1周するリストバンドのような形状で、カラーにはNISMOのキーカラーである黒/赤、黒、白の3タイプを展開する。

Nismo WatchNismo Watch (出典:日産自動車)

 NISMOでは、ドライバーのバイオメトリックデータの活用を模索している。将来的には心電図を使った疲労の早期発見、脳波計を使った集中力(In The Zone)支援、皮膚温度を使った体幹温度と水分量の推定を実現するという。

Nismo WatchNismo Watch (紹介動画より)

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