シチズン時計は6月7日、東京・表参道にある「CITIZEN DESIGN STUDIO」で2013年の新作腕時計を発表した。デザインと複雑機構にこだわるブランド「カンパノラ」の2モデルを紹介する。
2000年の登場以来、「宙空の美」をテーマに独創的なデザインと、クオーツによる複雑機構を提案するブランド、カンパノラ。新作「宙叢雲(そらのむらくも)」と「黒橡(くろつるばみ)」では、宇宙に浮かぶちりやガスといった物質が収束して星が生まれる瞬間を表現する。
文字盤には4つのサブダイヤルをレイアウト。12時位置から9時位置までの曜日表示から始まり、8時位置のクロノグラフ、6時位置の月表示、3時位置の24時間計までの反時計周りの並びは、原始星が収束し、大きくなっていく様子を表現した。
また、5時位置から9時位置まで広がる文字盤パーツには、職人が手作業で漆を重ね塗り。原始星の周囲を取り巻く暗黒星雲をイメージするために金属粉末を混ぜ、透き漆で仕上げてある。2モデルともデザインは同じだが、宙叢雲では紫漆を、黒橡では黒漆を使い、竹斑模様のワニ革バンドも文字盤色とそろえている。
機能面では、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター、1/4秒計測のクロノグラフといった複雑機構を搭載。動力には光発電エコ・ドライブを採用した。価格は39万9000円で、2013年秋発売予定。
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