アウディ ジャパンは、2シータースポーツカー「Audi R8」のマイナーチェンジを行い、4月10日に発売する。価格は1729万〜2339万円。使用パーツの約55%がレーシング仕様車「R8 LMS」と同じというミッドシップマシンは、時速100キロまで3.6秒で加速する。
つねに「レースは技術の実験場」と位置付けるアウディらしく、新型R8もレーシングシーンからさまざまなフィードバックを得ている。ルマン24時間レースなどで培った軽量化技術「アウディ スペースフレーム(ASF)」により、アルミ製ボディ単体の重量はわずか210キロ(クーペモデル)。車両重量も1640キロ(V8 マニュアルモデル)だ。
また、前モデルとの大きな変更点としては新開発のデュアルクラッチミッション「7速Sトロニック」の採用が挙げられる。従来のシーケンシャルAT「Rトロニック」と比べ、素早い変速とダイレクトな動力伝達が可能になり、静止状態から時速100キロまでの加速が0.3秒短縮された。
エクステリアでは、新デザインのシングルフレームグリルと、新形状のLEDヘッドライト、リアコンビネーションライトが目をひく。オープンタイプのSpyderには19秒で開閉する油圧電動式ソフトトップを採用(時速50キロ以下で作動可能)。フレームにアルミや鋳造マグネシウム、トップコンパートメントカバーにCFRPを用いて、42キロという軽量化を実現した。
エンジンは、4.2リッターV型8気筒DOHCと5.2リッターV型10気筒DOHCの2種類を用意。V8エンジンの最高出力は316キロワット(430馬力)/7900rpm、最大トルクは430ニュートンメートル/4500〜6000rpmを発生する。また、V10エンジンは386キロワット(525馬力)/8000rpm、530ニュートンメートル/6500rpmを発揮する。
モデル名 | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
Coupe 4.2 FSI quattro | 4.2リッターV型8気筒DOHC | 6速MT | 1729万円 |
Coupe 4.2 FSI quattro | 4.2リッターV型8気筒DOHC | 7速Sトロニック | 1799万円 |
Coupe 5.2 FSI quattro | 5.2リッターV型10気筒DOHC | 6速MT | 2049万円 |
Coupe 5.2 FSI quattro | 5.2リッターV型10気筒DOHC | 7速Sトロニック | 2119万円 |
Spyder 5.2 FSI quattro | 5.2リッターV型10気筒DOHC | 7速Sトロニック | 2339万円 |
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