マツダ アテンザ乗り比べ、好みのアテンザはどれだ?車は乗らなきゃ分からないことだらけ(2/3 ページ)

» 2013年02月05日 09時08分 公開
[popo柿澤,Business Media 誠]

セダンか、それともワゴンか?

 アテンザには、セダンとワゴンが用意されている。形が違うだけかと思いきや、実はボディサイズやホイールベースの長さも異なっている。セダンは4860×1840×1450ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースが2830ミリ。ワゴンは4800×1840×1480ミリで、ホイールベースは2750ミリだ。

 車両の長さが違うことがあっても、ホイールベースまで違うのは珍しい。しかもセダンの方が長いというから驚きである。これは、居住性や荷室の確保など、セダンとワゴンそれぞれの特性を重視して異なる設計を行った結果だという。ここからもマツダがこのクルマにかける情熱が伝わってくる。

 では、スタイリングやサイズの違いは、乗り味にどのような変化をもたらすのだろうか。

 まずはワゴンを試乗した。コーナーを抜けるときに驚かされるのが、その乗り味がスポーティだということ。サイズはかなり大きく、車両重量も決して軽くはない(1450〜1530キロ)。しかし、意のままにコントロールできるので、その大きさや重さを忘れさせてくれる。高速のジャンクションなどにある長く続くきついコーナーでも粘りのあるコーナリングが体感できる。おもしろいようにクルマが路面に吸い付いて曲がっていくのだ。

アテンザ
アテンザアテンザ アテンザ ワゴン

 一方、セダン。こちらはどちらかというとジェントルな感じだ。ワゴンに比べるとスポーティ感が若干薄れ、非常に落ち着いた走りを見せる。ロングドライブが多い人にはセダンをお勧めしたい。

 またホイールの話に戻るが、クルマの挙動が落ち着いている分、同じ19インチホイールを履いたセダンとワゴンで比較すると、セダンの方が突き上げ感が若干緩和されるように感じる。

アテンザアテンザ アテンザ セダン

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