テスラのEVセダン「モデルS」、2013年半ばから日本導入へ(2/2 ページ)

» 2013年01月10日 18時12分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]
前のページへ 1|2       

クルマを17インチタッチパネルで制御する

 運転席に座ると目を惹くのが、17インチのタッチスクリーン。米NVIDIA製プロセッサー「Tegra 2」を搭載し、OSにLinuxを採用する。カーナビゲーションやオーディオだけでなく、ドアロックやルーフ、ボンネットオープンなどをはじめとする自動車制御コンソールにもなる。米国仕様では3G回線によるWeb閲覧も可能だ。

モデルS
モデルSモデルSモデルS

 エンジンを搭載しないため、エンジンルームに相当するフロント部分は「フランク(フロント+トランクの造語)」と呼ぶラゲッジルームになっている。一方リアトランクは、ルーフごと開くハッチバックスタイル。くぼみが設けてあり、後ろ向きになるが子どもが2人座れるサイズの補助シートにもなる。

モデルSモデルSモデルS

国内導入モデルはCHAdeMO方式の急速充電に対応

 テスラは、モデルSを「4ドアサルーン」と呼ぶが、クーペ風のスタイリングでハッチバックという不思議なクルマだ。タッチディスプレイによるコンソールなど既存の自動車メーカーにない発想が楽しい。ボディサイズは、4973×2189×1426ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2960ミリ。

 左ハンドル仕様を2013年夏ごろに、右ハンドル仕様を冬ごろ導入予定で、国内の2つ目の拠点も開設するという。また、国内仕様としてテスラ独自の充電コネクターにCHAdeMO方式の急速充電コネクターをつなぐ変換アダプターを開発することが決まった。

モデルSモデルSモデルS
モデルSモデルSモデルS
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.