日産の新型「シルフィ」、5つの改良を加えた新型エンジンで燃費向上(1/2 ページ)

» 2012年12月06日 17時01分 公開
[朴尚洙,MONOist]
MONOist

 日産自動車は2012年12月5日、中型セダン「シルフィ」の新モデルを発表した。2000年の発売以降使用してきた「ブルーバード シルフィ」という名称からブルーバードを外すとともに、全幅を1760ミリまで広げて、5ナンバーから3ナンバーに変更した。

シルフィ シルフィ(出典:日産自動車)

 2012年に新モデルを発表した小型車「ノート」や小型セダン「ラティオ」とともに、同社がグローバルで販売する中核モデルに位置付けている。価格は193万7250〜238万9800円。日本市場での月間販売目標台数は600台である。

新開発の1.8リッターエンジンへ一本化

シルフィ 1.8リッターのガソリンエンジン「MRA8DE」(出典:日産自動車)

 既存のブルーバード シルフィのガソリンエンジンは、排気量1.5リッターの「MR15DE」と排気量2.0リッターの「MR20DE」を搭載していた。新型シルフィは、これらに替えて新たに開発した排気量1.8リッターのガソリンエンジン「MRA8DE」を採用する。

 JC08モード燃費は、リッター15.6キロに向上した。なお、既存のブルーバードシルフィのJC08モード燃費は、MR15DE搭載モデルが同15.0キロ、MR20DEが同13.4キロだった。ちなみに既存の1.8リッターガソリンエンジン「MR18DE」を搭載する「ウイングロード」のJC08モード燃費はリッター14.0キロである。

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