11月23日より、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「スター・クルーズ・プラネタリウム」が開催中だ。MEGASTAR(メガスター)の開発者として知られる大平貴之さんが総合プロデュースを手掛ける、ちょっと変わった体験型プラネタリウムだ。
星空を知りつくしたプラネタリウムクリエイターの大平さん。彼がプロデュースした今回のイベントは、単なるプラネタリウムにとどまらない。既存のプラネタリウムのようにショーの時間を区切って見る形式ではなく、ウォークスルー型で参加者が自分のペースで見られるようになっているのだ。
新作では「宇宙旅行」がテーマ。小倉信也さんデザインの「スタークルーザー」に乗り、宇宙を旅するという趣向だ。
会場は4つのエリアに分けられており、「土星ステーションへの旅」「新3D SKY WALK」「未知なる地球への帰還」「MEGASTAR」を体験できる。参加者は地球から遠く離れた土星に向かい、再び地球に戻ってくるというわけだ。
立体的に配置された星の中を歩くことができる新3D SKY WALKは圧巻だ。本物の星のデータに基づいた配置で、特定の場所に立つと北斗七星やオリオン座など、なじみの深い星座を眺めることもできる。
興味深いのは3つ目のエリア「未知なる地球への帰還」の趣向だ。土星ステーションから準光速で137億年の彼方、宇宙の果てを見たあとに地球に帰還する。そのとき、地球や太陽系はアッと驚くような状況になっているのだ。
このあらすじでピンとくる読者もいるかもしれないが、その想像をはるかに超えるスケールでストーリーが展開される。果たして、無事地球に帰ってこられるのか、それは実際に体験していただきたい。
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