マツダ、「アテンザ」ワゴンが東京ミッドタウンに登場(4/4 ページ)

» 2012年10月26日 20時31分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]
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コンセプトカー「雄(TAKERI)」のイメージそのままに

 2011年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「マツダ 雄(TAKERI)」は、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」やキャパシタを使った減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を搭載するなど、当時から次期アテンザのコンセプトだと目されていた。

TAKERI
TAKERITAKERI マツダ 雄(TAKERI)

 実際に、モスクワモーターショー2012で披露した新型アテンザ(欧州名 Mazda6)は、ショーカー的デザインだったヘッドライトやミラーなどが現実的なものになっているものの、ほぼ雄(TAKERI)のルックスを踏襲している。

「雄(TAKERI)は全幅が2メートル近く(※)ありましたが、アテンザのセダンは1840ミリまで縮めています。見た目の印象を変えないように、0.2ミリ、0.3ミリといったレベルで細かく設計を詰めています。多くのショーカーのように『それで終わり』とお客さまをがっかりさせたくありませんでした」(鈴木さん)

※雄(TAKERI)のボディサイズは4850×1870×1430ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2830ミリと発表されていた。アテンザのセダンは、4840×1840×1450ミリ、ホイールベースは2830ミリ。
TAKERI マツダ 雄(TAKERI)のインテリア(出典:マツダ)

 実は、インテリアでも雄(TAKERI)のイメージは引き継がれている。上述のドアトリムの肉厚感やダッシュボードを貫く水平基調の加飾パーツは、形は異なれども雄(TAKERI)に存在していたのが確認できる。

 新型アテンザの詳細は11月20日に発表される。2リッターと2.5リッターのガソリンエンジン「SKYACTIV-G」と、2.2リッターのクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載するモデルをラインアップ。

アテンザ搭載のエンジン
エンジン名 最高出力 最大トルク
SKYACTIV-G 2.0 114キロワット(155馬力)/6000rpm 196ニュートンメートル/4000rpm
SKYACTIV-G 2.5 138キロワット(188馬力)/5700rpm 250ニュートンメートル/3250rpm
SKYACTIV-D 2.2 129キロワット(175馬力)/4500rpm 420ニュートンメートル/2000rpm

 燃費は、2リッターのガソリンモデル(AT)がリッター17.4キロ、2.5リッターモデルが同15.6キロ、ディーゼルモデル(AT)がリッター20.0キロとなる。また、ディーゼルモデルには6速MT「SKYACTIV-MT」搭載モデルも用意しており、こちらはセダンがリッター22.4キロ、ワゴンが22.2キロとATモデルより良い燃費を実現している。これは車重の違いによるものだそうだ。

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