マツダ CX-5、ディーゼルと4WDの組み合わせに大満足岡崎宏司のクルマ DE トリップ(1/2 ページ)

» 2012年10月16日 14時10分 公開
[岡崎宏司,LUXURY TV]

著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)

1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。

※この記事は、LUXURY TVより転載しています。


 4540×1840×1705ミリのスリーサイズをもつCX-5。1カ月ほどの長期試乗にトライしましたが、大いに満足しました。

CX-5

 試乗車に選んだのはディーゼルエンジンを積んだ4WDモデルでしたが、このモデルを選んだのが「満足!」という結果を招いた一番の理由です。とにかく、4WDとディーゼルエンジンを組み合わせたこのモデルは、走りもいいし、快適性も高いし、燃費もいいし……と3拍子揃っていたのです。

 2.2リッターのターボディーゼルは、129キロワット(175馬力)/4500rpmの最高出力と、420ニュートンメートル/2000rpmの最大トルクを引き出します。

CX-5

 車両重量はガソリン車より90キロほど重いのですが、2リッターガソリン車の2倍以上に当たる、420Nmもの強大なトルクがあるわけですから、何のハンディにもなりません。レスポンスもいいし、6速ATとのマッチングもよく、走りはまさに「自由自在」。出足の瞬発力も文句なしですし、高速道路の流入などもまるで余裕綽々です。

 高回転まで回せば、それなりにエンジン音は高まりますが、高速道路をも含めて、流れに乗って淡々と走っているような状況では静粛性にも高い点数が付きます。ただし、エンジンの音質についてはその限りではありません。

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