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» 2012年10月10日 15時12分 UPDATE

日産の自律運転車、PC10台分の処理装置で実現――2015年実用化目指す (1/2)

日産自動車が「CEATEC JAPAN 2012」で公開した自律運転機能を搭載する電気自動車(EV)「NSC-2015」。周辺認識と車両制御を行うために、PC10台分に相当する処理装置を搭載している。

[朴尚洙,MONOist]
@IT MONOist

 日産自動車が、「CEATEC JAPAN 2012」(2012年10月2〜6日、幕張メッセ)で公開した自動運転機能を搭載する電気自動車(EV)「NSC-2015」。このNSC-2015は、2015〜2016年ごろに実現可能な機能を、現時点で出そろっている要素技術の組み合わせて具現化したものだ。NSCは、Nissan Smart Carの略であり、数字の2015は、2015年ごろの実用化を目指している技術が搭載されていることを示している。

NSC-2015NSC-2015 「NSC-2015」のデモンストレーションの様子。自動運転中は、大型ディスプレイを使って、NSC-2015の運転席の動きを確認することができる

 展示会場では、幕張メッセの1ホールから2ホールにかけて広がる広大なスペースを使って、NSC-2015のデモンストレーションを披露した。このデモは、NSC-2015のドライバーが、スマートフォンと自動車をつなげるクラリオンのクラウドプラットフォーム「Smart Access」を使って、目的地へのルート設定をして運転するところから始まる。

 目的地の建物の入り口(を模したスペース内の位置)に到着したドライバーは、そこで降車する。この建物の駐車場は、目的地の建物から少し遠く離れた位置にある。そこでドライバーはその場で、NSC-2015が駐車場まで自動運転で移動してから、空きスペースに自動駐車するように、スマートフォンで設定する。この設定を送信すると同時に、NSC-2015に運転の権利が委譲され、NSC-2015は自動運転で走行し、駐車を行う。

 駐車後は、ヘッドランプなどを消して停車状態になるが、車載カメラを使ったセキュリティ機能が常に動作している。もし、不審者が近づいて、NSC-2015に触れるなどするとドライバーのスマートフォンに通報する。またドライバーは、スマートフォンを使って、NSC-2015の車載カメラで撮影した映像をリアルタイムで確認することができる。

 そして、建物内での用事を済ませたドライバーが、スマートフォンでNSC-2015に指示を与えれば、NSC-2015は自動運転で建物の入り口まで迎えに来るという流れである。

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