日産自動車は10月5日、5ナンバーサイズのセダン「ラティオ」を発売した。コンパクトセダンのグローバル戦略車として開発された2代目ラティオ、日本市場向けモデルはタイ工場で生産する。価格は138万8100円〜169万8900円。
フォーマルなエクステリア、広い室内空間、高い環境性能そして経済性と、世界各国での販売を想定した新型ラティオ。すでに中国市場では「サニー」として、タイ市場では「アルメーラ」として導入している。
開発者がこだわったのは「使いやすいクルマをつくること」。定番ボディで特徴を付けにくいセダンだからこその実用性、例えばドライバーの視界の広さ、取り回しの良さ、後席の居住性などを高めた。
セダンらしさの追求はデザイン面にも表れている。サイドビューは水平基調で堂々とした印象とし、フロントには大きなフロントグリルとめっきによって上級感を出した。ヘッドランプも大きく存在感がある。フロントとリアのバンパーの角では、実際のサイズよりも大きく見せるような視覚的効果を狙った。
1.2リッター直列3気筒DOHCエンジンは、最高出力58キロワット(79馬力)/6000rpm、最大トルクは106ニュートンメートル/4400rpmを生み出す。これにCVTやアイドルストップを組み合わせ、燃費はリッター22.6キロ(JC08モード燃費)となった。先代の「ティーダ ラティオ」と比べると26%の改善だ。
ラインアップは、ベースグレードの「S」(141万9600円)、必要十分の装備を備えた量販グレードの「X」(147万円)、快適装備を追加した上級グレードの「G」(169万8000円)のほか、法人需要に向けた「B」(138万8100円)の4つを展開する。
ボディサイズは4425×1695×1495ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2600ミリ、車両重量は1030キロ(Gグレードは1040キロ)、乗車定員は5人。
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