インタビュー
» 2012年10月04日 19時00分 UPDATE

シチズン「アテッサ」、目指したのは“ソリッド”なビジネスウオッチ (1/3)

2012年、誕生25周年を迎えたアテッサから新たに登場した厚さ9.72ミリの電波クロノグラフ。同社が3年ぶりに投入する新ムーブメントを搭載した意欲作だ。

[岡田大助,Business Media 誠]
アテッサ アテッサブランドを担当する久保田俊央さん

 10月4日、シチズン時計のビジネスウオッチブランド「アテッサ」から、電波クロノグラフとして同社最薄となる3モデルが発売となった。このモデルには、同社が3年ぶりに投入する新型ムーブメント「H804」を搭載する。

 新モデルの厚さは9.72ミリ。他社ブランドも含め、電波クロノグラフの売れ筋モデルは設計値10ミリ後半から12ミリ台というのが一般的。例えば、アテッサ25周年記念モデルの第1弾「閃光」の12.5ミリ(限定モデル)、第2弾「光線」の13.7ミリ(通常モデル)と比べてもグッと薄くなっていることが分かる。

 同社ブランド企画センターでアテッサを担当する久保田俊央さんに話を聞きながら、実機を手にする機会を得た。同社がH804やそれを搭載する新モデルに寄せる想いとはいかなるものだろうか。

アテッサ 新型ムーブメントを搭載する電波クロノグラフ(クリックで拡大)

決して派手ではない、でも確実にそこにある腕時計

 実機を手にすると口にでるのは「やはり薄いな」だった。9.72ミリというシンプルな3針モデルとも遜色のない厚さは、ビジネスウオッチとしてワイシャツの袖口にスッと収まる。何よりも無駄のないカチッとしたデザインが、「派手さはなくとも、そこに確実にある」という独特な存在感をはなっている。

「腕時計のデザインというと、どうしても正面からみる文字盤に目がいきがちです。でも、本モデルのデザイナーはありとあらゆる角度からみても魅力的であることを目指しました」(久保田さん)

 実際に腕時計に目をやるシーンを想像する。歩きながら時間をちらりと確認したり、デスクワークでは外してPCの横に置いたりと、必ずしも文字盤正面から時刻をのぞきこむだけではない。

 デザイナーが掲げたのは「Solid(ソリッド)」であること。英語のソリッドという形容詞にはさまざまな意味がある。例えば「同じ色調の」「立体の」というものがある。

 なるほど、新クロノグラフはどの角度から見てもスパッと切り立ったエッジを持つ平面の組み合わせが美しい。ある面はミラー仕上げ、またある面はヘアライン仕上げと磨き方を変えることで反射する光の輝き方や色合いをうまく調和させている。

アテッサ (クリックで拡大)
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