デザインは、フォルクスワーゲンのグループデザイン責任者を務めるワルター デ シルヴァさんが担当。up!の日本発表に際して来日し、そのデザインコンセプトを語った。
up!のデザインコンセプトは、シンプルかつ合理的で、誰にも分かりやすいデザインを持つスモールカーであること。これは、大きなクルマのデザインを単純に小さくしたわけではないという。
「機能的でユニーク、常識に当てはまらないup!ならではのオリジナルな存在感が必要だった。up!には大きな可能性があると信じている。それは、ゴルフやビートルのような時代を超えて愛されるアイコンになる可能性だ」(デ シルヴァさん)
フロントフェイスは、水平基調でありつつも「ほほえんでいるようで、親しみやすい」(デ シルヴァさん)バンパーが特徴。これは、ビートルが持っていた親しみやすさを受け継いでいる。
また、Cピラー(前から3本目の柱)は太く、力強い。これは、ゴルフのデザインから継承している。さらに、2ドアモデルと4ドアモデルではウインドウの形が異なり、それぞれの個性を表現する。リアエンドは、ダークガラスパネルを使ってスマートフォンを想起させるリアハッチとした。
「クルマが生まれて125年、クルマは世界を変え、そしてクルマそのものも時代とともに変わってきた。1960〜1970年代には、さまざまな個性を持つクルマが登場し、そのフォルムは2000年代に頂点を極めた。未来のモビリティにはよりシンプルなデザインが求められるだろう」(デ シルヴァさん)
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