日産自動車は、9月27日に開幕するパリモーターショー2012に燃料電池車のSUVコンセプト「TeRRA(テラ)」を出展する。
ムラーノやキャッシュカイ(日本名:デュアリス)といった都市部向けSUVをベースに描かれたコンセプトカーだが、前輪を駆動するのは電気自動車「日産リーフ」に採用するシステムで、後輪はコンセプトカー「PIVO」シリーズ(参照記事)で披露したインホイールモーターを搭載する。ドライブシャフトが不要になるため、室内やアンダーボディに突起部がなく、フラットな室内デッキを実現する。
フード内には日産独自の水素燃料電池の格納を想定する。出力密度2.5キロワット/リットルの燃料電池は、2005年に開発した前モデルに比べて必要とする貴金属量が4分の1になり、コストは6分の1になったという。
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